意識高い系チャート

あなたは意識高い系?

最近しばしばおちょくられている「意識高い系」
一般的には、

「自分は世間から一目置かれている」とか「さらなる自分磨きに余念がない」といった雰囲気(意識の高さ)を言動の端々に匂わせているが、実際には大した実績や人脈があるわけではなく(全力で実現に取り組んでいるわけでもなく)、単に「周りからデキる奴と見られたい」ための自己アピールに過ぎない、といった傾向が顕著な者を揶揄した言い方。 (中略)平易な言葉で表現できるところを、敢えて難解なカタカナ語を使いたがる、といった傾向も意識高い系の典型と見なされやすい。
(weblio辞書より)

という定義がされています。

「意識高い系笑う系」の悪影響

意識高い系を笑う
その意識高い系を冷笑する「意識高い系笑う系」も、よく見かけます。
「あいつ意識高いけど実際たいしたことねえからwww」というような発言も。
確かに、自意識過剰な人たちを見るとバカにしたくなってしまうのかもしれません。
でも、ちょっともったいないなとも思うんです。
漠然とした目標があって、これからがんばりたい!と思っている人たちもたくさんいます。
けれどそんな人たちが、意識高い系笑う系に笑われないかと心配して、行動することをためらっているように見えるんです。
せっかくやる気があるのに、それではもったいない。
意識高い系笑う系に笑われないためには、どうすればいいのでしょうか。

その言葉、意識高くない?

意識高い系と捉えられる要因の1つは、「よくわからないカタカナ語を多用する」ことです。
そんな言葉使わないよ!と思われるかもしれませんが、がんばりたい人が実際がんばり始めると、いずれ「すでにがんばっている人」と関わります。
その中には、難しい専門用語を使う「本当に意識高い人」がたくさんいるので、だんだん意識高い言葉が身に付くようになってしまいます。
ひとたび意識高い層になじんでしまえば、一般的に伝わる言葉と伝わらない言葉の区別の付け方伝わらない言葉の言い換え方もわからなくなってしまいます。
自分では普通に話していると思っていても、相手にとっては意識高い系アピールに聞こえるかも。
そこで、独断ですが意識高い系単語チャートをつくってみました。
チャートの上に行くほど難解に、左に行くほど言い換えが困難になります。
意識高い系チャート

①伝わるけど言い換えられる意識高い系単語

伝わるけど言い換えられる意識高い単語
意識高い系初心者はだいたいこのゾーンの言葉を使いたくなります。
一般的に普及している単語もありますが、中には日本語で言えよ!と突っ込まれる恐れがあるものも。
ついつい口をついて出そうになったら、言い換えてみてください。

  • モチベーション:動機。意欲、やる気。認知度は高く、多用さえしなければそこまでウザがられない。「—―上げていこう」
  • マインド:気持ち、心。意識。「—―の切り替えができてない」
  • ビジネスモデル:事業の仕組みの基本。「新しい——を確立させた」
  • バイアス:偏見。傾向。「——のかかった発言だ」
  • アグリー:賛成、支持。本記事で最も言い換えるべき単語。おそらく聞き手のイラつき度はNo.1。「その意見、私は——です」

②伝わりやすいけど言い換えづらい意識高い系単語

伝わるけど言い換えられない意識高い単語
このゾーンはなかなか扱いづらいところ。
頻繁に使用されるので意味は伝わりやすいです。しかし使った時点で意識高い系認定をされます。
かと言って一言で言い換えられる適切な日本語を探すのも難しいです。

  • インプット/アウトプット:入力と出力。転じて、インプットを学習、アウトプットを実績、結果という意で用いる。「——を意識する」
  • ブレスト:ブレインストーミングの略。より多くの意見やアイデアを自由に出すこと。「——始めます」
  • マネタイズ:無収益のものから収益を生み出すこと。「——は難しいね」
  • PDCA:計画(Plan)・実行(Do)・評価(Check)・改善/行動(Act/Action)の頭文字を取ったもの。効率良く物事を進めるための方法。よく回しがち。「——回して効率上げろ」
  • コミット:関わること。委任すること。筋肉質なCMでもおなじみ。「結果に——する」

③伝わりづらいから言い換えるべき意識高い系単語

伝わらないから言い換えるべき意識高い単語
このあたりを使いこなせてくると上級者です。
難しい単語を無意識に繰り出す症状が見られます。
もし自覚できたら、即刻言い換えをおすすめします。

  • フレキシブル:柔軟性があること。「オフィススタイルはもっと——であるべき」
  • ジャストアイデア:たった今思いついたこと。自信がないが提案をしなければならないときの保険単語。「——ですが、こういうビジョンを共有しませんか」
  • エビデンス:証拠。議事録。「明確な——があります」
  • コンセンサス:複数の人の合意、意見の一致。「——は取れた?」
  • イニシアチブ:ものごとを率先して行うこと。主導権。「積極的に——を取れ」

④伝わらないし言い換えられない意識高い系単語

伝わらないし言い換えられない意識高い系単語
日常会話でここまで来ると手遅れ感があります。
文脈によって意味が異なるものもあり、扱いづらい単語が多いです。

  • イノベーション:革新。新しい製品開発やシステムの導入など、使用例は多岐に渡る。「技術の——でソリューションをもたらす」
  • フェーズ:段階。局面。大きな過程の中の小さな区切り。「今その——じゃないでしょ」
  • スキーム:仕組み。計画を伴う枠組み。「プラン」と混同されるが、より具体的な仕組みや体系を表す。「——考えて行動して」
  • インセンティブ:刺激、奨励。転じて、販売活動や購買意欲を高める行動に対しても使うので、文脈で判断する。「——を与えてモチベーションを上げる」
  • キャズム:深いみぞ。転じて、早い時期に商品を買う人とそうでない人との間にある、購入を阻むもの。解説にすら専門用語が多く、本記事中、最も理解しがたい概念。「——を越えてゆけ」

相手によって使い分ければ大丈夫

もちろん、難しい言葉でも相手に伝わればいいのです。
それでお互いに意思疎通が取れていれば何の問題ありません。
上記の中でも、正直「モチベーション」くらいなら結構使うし、伝わりますよね。
意識高い言葉を使うから意識高い系なのではなく、伝わらない相手にドヤりながら意識高い発言をするから意識高い系と揶揄されるのです。
一番気をつけたいのは、相手に伝わっていないことに気づかずにこういう言葉を使い続けてしまうこと。
言いたいことが伝わらない上に、意識高いアピールかよ…とうんざりさせてしまいます。
普段の会話では、少なくともPDCAを回し始めたら要注意、キャズムを越えてきたらアウト」と自重しておいた方が良いでしょう。
何かをがんばりたい、でも意識高い系だと思われたくはない。そんな葛藤がある方は、相手の立場を考えて、言葉を選べさえすれば大丈夫
それでも笑ってくる輩は、単にがんばる人の足を引っぱりたいだけです。
気にせずに思う存分がんばってください。
ひとりごと後記

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