今日は対話の先生塾に久々に参加してきました。
みなさんはブレイクアウトってZOOMが主流の時代になってから、よく聞く単語になったでしょう。
でも、良いブレイクアウトルームってどうやったらできるでしょうか?
分かれたのは良いものの、話が全然盛り上がらなくてお通夜モード…なんてことはよくあることです。
今日はそんな良いブレイクアウト…つまり良い対話を行うためにはどうしたら良いのか?という話です。
そもそも先生は講義をしなくては良いんではないか?という問いから始まるストーリー
ある仮説から入りました。
「そもそも先生が講義をしなくても生徒は主体的に学べるのではないか?」というものでした。
そのストーリーが面白かったので、流れを紹介してみます。
先生が講義をしなくても生徒は主体的に学べるのでは?と実践。
学べはしたが、生徒からは「もっと大切なことを教えて欲しかった」とチラチラと不安な声が出てくる。
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基礎・基本は教えて、その上で応用、探求に入っていくべき
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基礎・基本の習得はある程度教師が教える。棲み分けが大事だと思う。
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そもそも、『基礎・基本って何?』なぜ、みんな同じ土俵で話しているの?
何をもって基礎・基本と呼ぶ??
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大人が勝手に基礎・基本を作っているのではないか?
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ピラミッド型ではなく、ネットワーク型でつながっていくべき?
基礎・基本は人によって異なるんじゃないか?
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学問において基礎・基本がないっておかしいと思う。
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基礎・基本という行動は課題によって与えられる。
ものの計算をするなどの課題に答えるという目的があってはじめて四則演算が意味あるものになる。
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と延々と続くわけです。
これで分かるのは答えがないことを深く深く「なぜ?」と問いかけている点でしょう。
そもそも対話とは可能性を探っていくことなのではないかと出てくるワケです。
対話はどうしたら良い対話になるのか?
では、良い対話に必要な要素はなんなのか?をみんなで話し合いました。
そこで出たのは9つの点です。
- 共感だけで終わらない
- 問いかける
- それぞれに気づきがある
- 相手の意見に興味を持つ
- 本音で話せる
- ファシリがいる
- テーマがある
- 相手の話を受け入れる
- 対等な関係を築く
思いつきで出した割には結構的を得ているなと思います。
良い問いとはどんな問い?
では、さらに深めて、良い問いとはなんなのか?とさらにみんなで考えました。
一番大事なのは『それってどういうこと?』と相手に聞くことでした。
それはつまり…
- 相手がどうしてそう思ったのか知りたい
- 想いを聞く、受け入れる
- 俯瞰的な目線を持っていること
- 膨らませる問いをして世界を広く見る
- 逆に具体的な問いをして絞っていく
- 批判的ではない問いをする
ということなのかなと。
結局、講師の方も同じような感じで、「どういうこと?」と聞くことが良いと言っていたと思います。(他にもいろいろ要素はありました)
結局、良い対話をするにはいろんな組み立てが必要なんだけど、興味を持って全員の意見を聞こうとするだけでも全然違うのかなと思います。