こんにちは。
今回のテーマは、「退職した後の転職活動中でのハローワークの流れ」

最近は転職サイトなど転職活動も多様化していますが、やはりハローワーク(公共職業安定所)は手続きなども含めると多くの人が利用することになります。
この記事ではこれから退職する方に向けて、ハローワークでやる事、活用の仕方をまとめてあります。 

退職後とハローワーク

退職願
会社を退職した際にまずやらなければならないのが税金や保険などの手続き
役所で手続きを行うのもありますが、転職活動を検討されている方にとってはハローワークもポイントになってきます。

特に転職まで間が空きそうで失業給付が必要な場合は、ハローワークの利用は必須になります。 

ある程度インターネットの利用に長けていれば、あわせて転職サイトの利用もオススメです。
場合によってはハローワークにはない優良求人が見つかることもあります。

また、ハローワークでも離職票を使ったり失業給付などの手続きなど意外とやることはあるのです。 

退職した後のハローワークでの流れ

退職してからやること・手続きを挙げています。
あくまで事務的な物なので、難しくはありません。
退職の後にやる事が分かっていれば、退職への踏ん切りもつきやすくなります。

  1. 会社から離職票を受け取る(原則、退職時にもらえる)
  2. ハローワークに行って、利用手続き
  3. 雇用保険説明会に参加(失業手当(失業給付)をもらうために必須)
  4. 健康保険と年金の切り替え手続き

離職票を受け取る

まず今後の転職活動において離職票というものが必要になってきます。
これがないとハローワークなどでの諸々の手続きがやりづらくなります。

基本的には、退職時もしくは退職直後(~10日後)にはもらえるので、もしもらえない場合は会社やハローワークなどで確認しましょう。 

ハローワークで利用手続き

そして離職票を受け取ったら、それを持ってハローワークに行きましょう。
事務的な手続きも多いですが、ハローワークに行けば職員の方がしっかり説明はしてくれるので大丈夫です。

ここで今後に向けての手続きや説明(求人のことなど)があります。
ある程度自分の希望の求人の条件(正社員かどうか、条件面など)を言っておくと、後からハローワークからオススメの求人を紹介されることもあるので、余裕があれば自分に合いそうな会社を考えておくと良いですね。

実際に僕も電話で
[chat face=”man1″ name=”ハローワークの職員” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]「こういう求人ありますけど、どうですか?」[/chat]
という感じで求人を紹介されたこともありました。

ただし、地方など場所によっては求人そのものが少ない場合もあるので、転職サイトや転職エージェントも併用することをオススメします。 

雇用保険説明会に参加

そしてハローワークでの手続きが終わると、「雇用保険説明会」というものの案内があります。
雇用保険説明会については、ハローワークで手続きをする事で仕事がない間も、「失業手当(失業給付)」というお金をもらえるので、ぜひ活用しましょう。

この説明会に出ないと失業手当はもらえません。

自己都合退職の場合、手続きから支給されるまで3か月の間は空きます。
それでも金額にして前の会社の基本給の5~6割くらいのお金が支給されるので、収入がない状態に比べればいくらかマシになります。

退職した年齢によって支給される期間も変わりますが、20代、30代は基本的に3か月間の支給ですね。
ちなみにこの3か月の支給期間は、場合によっては職業訓練を受けることで延長される場合もあります。
もし職業訓練を受けることを考えている方は、ハローワークに確認してみましょう。 

・自己都合退職⇒退職届を出すなど「自分から」退職を申し出た場合
・会社都合退職⇒主にリストラや会社が倒産したなど自分の意思が伴わない退職。パワハラ、セクハラなどで退職に追い込まれた場合も当てはまることもある。

失業給付を受ける

説明会を受けて以降は、「自己都合退職」の場合は3か月の待期期間という間が空いて、その間に次の就職先が決まらなければ、失業給付を受けることになります。

パワハラや会社の倒産などによる「会社都合退職」の場合は、この3か月の間はなく早く失業給付を受けることができます。

ただし、毎月1回指定された日時(失業認定日)に失業給付を受ける資格があるかの確認(失業認定)を受けなければいけません。
直近1か月の間に求職活動をした実績があるか問われます。

ここでいうと求職活動の実績とは、

  • ハローワーク窓口での職業相談(仕事の選び方から職務経歴書、履歴書の書き方、面接のコツなど幅広く対応)
  • 職業紹介をうける
  • 求人応募(ハローワークの求人の場合、紹介状が必須)
  • ハローワーク主催の就職セミナー、企業説明会、職業訓練への参加
  • 資格試験を受ける(ただし該当したりしなかったりなので、要相談)

といったあたりが該当します。

よくあるハローワークにあるパソコンで求人検索をしても実績には含まれないので注意しましょう。
これはどうかな?、というものについてはハローワークで要確認です。
ちなみにハローワークに行く際は、スーツでも普段着でもどちらでも大丈夫です。 

社会保険・年金の切替

お金
健康保険は会社の社会保険から国民健康保険へ、年金も会社の厚生年金から国民年金への切り替えが必要です。
いずれも会社にいた時は給料から天引きされてましたが、会社を辞めると健康保険や年金は自分で払うことになります。
(今までは自分と会社で折半+天引き)

税金に関わる所なので、少し面倒ですがちゃんと手続きをしておきましょう。
いずれも役所での手続きになります。
身分証明は必要なので、運転免許証やマイナンバー、印鑑は持参しておきましょう。 

なお、国民年金については令和元年度で月額「16,410円」を払う必要がありますが、失業中や収入が少ない場合は、「納付猶予」や「2分の1に減額」なども可能なので、支払いが厳しい場合はその辺も活用しましょう。
ちなみに猶予や減額の基準は、住んでいる世帯の総収入によるそうなので、親と同居している方は親の収入も一つの目安になります。

税金と言えば、国民健康保険と住民税の額に関しては前年の所得を基にして決めます。
辞めた年については収入が減少、減った中で会社の給料を基に算出された税金を払うため、少しきついです。
一番良いのは、すぐに次の就職先が決まる事ですが。 

転職活動はまずハローワーク

[box02 title=”記事のポイント”]

  • 離職票の受け取りと雇用保険説明会への出席は必須
  • 自己都合退職の場合、失業手当の受給まで3か月の間が空く
  • 国民健康保険と国民年金への切替の手続きをお忘れなく

[/box02]
僕も実際に会社を辞めてハローワークで諸々の手続きをしました。
一見するとやる事がいっぱいと感じる方もいるかもしれませんが、1つ1つのやることはそこまで難しくもないのでご安心ください。

また会社を辞めて無職になると、僕も経験ありましたがやはり不安ですね。
友人など周りが普通に働いているのを目の当たりにすると、なおさら焦りみたいなものも出てくるでしょう。

しかし、ハローワーク(+他の機関)でも親身に相談などには乗ってくれるので、活用する余地はあります。
上手く活用していきましょう。

もう、一生同じ会社で働く時代ではないので、転職を考え始めたらこういう本もおすすめです。

※この記事はぐにらぼに書かれていた別のライターの記事を移転しています。(許可済み)