自分の生きてきた人生を後悔していたりしますか?

実は人生を後悔する人は統計で出ていて、

「学部間違えた!」は60%
「会社間違えた!」は60%

の人が後悔しているそうです。

昨今では、中年の危機とも呼ばれることも起こり、「やり方間違えた!」「結婚間違えた!」など大人になってからも間違えたはたくさんあるようです。

今回は対話の先生塾で寺本鷹隼さんによる「自分にわくわくするワークショップ-最高の進路の見つけ方」があったのでそのレポートです。

自己紹介

学部間違えた!って言ってしまう人の多さ

いろんなキャリアアドバイスをもらおうとして、自分の行きたい方向に向かう時、「エンジニアしたことないですよね?」って言われてしまう。
僕自身も大学三年生の時、情報科なのに情報処理の資格もらえないんだ!みたいなことがあった。

寺本さんの言葉

たしかにそうなんですよね。
僕自身もプログラマーという職種を経て、ICT支援員を経験した後、介護職にって希望した時、「なんで?」って聞かれました。

まぁ、そりゃそうだわな(笑)
実際、僕自身には「人と触れ合うことが好きなのかもしれない」って思った時期もあったので、その仕事に触れてみたいって気持ちが強かったんですよね。

正解・不正解はない。
10年後、どうなるかなんて誰も答えは分からない

寺本さんの言葉

結局、僕はこの寺本さんの言葉どおりになっています。
まさか10年後に自営業をしていて、個人事業主やりながら、会社を妻に立ててもらってそこで働き、NPO法人の代表をしているとは思ってもみなかった(笑)

子どもに対する支援はお金が回らない事業

クラウドファンディングで集めたりしている。
キャリア教育はお金が回らない事業。
学生が…というものに投資してくれる人は少ない。
学生を…という想いを持っている人に支援していただく。

寺本さんの言葉

たしかになかなかお金が回らない事業だなって痛感します。子ども向けだから大きすぎて、高級感なんてなかなか出せないし、高級感とか意味がない(笑)

そうなると人件費が出せないとか、設備が…とか、本当に苦しい中で事業を回していく自転車操業になってしまう。

提供コンテンツ

寺本さんの所属する高校生みらいラボが提供しているコンテンツはこれ。

これを経た学生が

スタプロアンケート

「こういう理由があるんだ!みたいなことを親に伝えられた!」
こんなシーンがたまらないみたいですね。

社会の求める人材

人物像の変化
求める人物像ギャップ
入試の変化

社会の求める人材はどんどん変化し、多様化しています。
なのにも関わらず、自己効力感、自己肯定感が低く、目的意識を育てるという精神教育がまるでなっていないのが我が国、日本の現状です。

もう会社が守ってくれる時代は終わりました。個人がいかにスキルを持っていくか?というライフシフトになった。

だから、教育が一度だけでは難しい。再教育が必要。
なぜならビジネスが生まれて、消えてを繰り返しているから。
選択をし続けなければいけない。

寺本さんの言葉

自分の人生を振り返った時、僕は20代は会社が守ってくれる。そのまま居続けるのが安全だって思ってました。

あの時は本当に苦しくて辛かったけど、辞めました。
そして本当の仕事の楽しさと出会って、自分が大きく変わりました。たぶん、そこが僕の再教育の場所だったんだなって思います。

社会に出てから大きく自分の人生感が変わった。

キャリアデザインが注目されている理由

キャリアデザインの注目の理由
僕も自律をテーマに考えさせるイベント、ワークをおこなうことが多いです。

そういう点では、寺本さんのやっていることは自分のやっていることとすごく近いんだなって思ったりしました。

NPO法人 教員支援ネットワークT-KNITの活動は子ども向けにやっていないけど、僕は先生に向けて再教育の場を提供したいんだなってすごく強く感じます。

寺本さんへの質問

Q.やってほしいって思ったらどうする?

連絡くれればやります。管理職の先生が難関なんです!っていう先生と一緒に作ることをしている。

寺本さんの言葉

Q.働きたくないという子どもにはどんなアプローチがありますか?

まず、否定は絶対にしない。僕も「高校生だったら働きたくないと思うんだよね〜」って素直に聞く。
それで、働いていて楽しいって、働くって意味ってどんなこと?
やりたいってどんなこと?時間がないのであれば、お金の大事さを追求しちゃうかもしれないけど、その子のコアドライブ(内発的動機づけのこと)を捕まえる。

寺本さんの言葉

Q.高校生である理由はなんですか?

中学生は抽象化する能力が低いと言われています。
経験したことに対して、もし体育祭が楽しかった時、僕はスポーツ好きなんだ、僕はみんなと一緒にやることが好きなんだ!って抽象化することが中学生ではしにくいらしいです。

あとは危機感を持っていない。高校になると大学が決まってくる。壁が大きく感じる。だからこそやる意義がある。

寺本さんの言葉

問い:最高の進路に導くために必要な支援とは?

さて、問われたことはこれです。最高の進路に導く支援。最高って?進路って?導くって?支援って?

いろいろ出てきますが、自分たちの経験を振り返って書いていったりしました。

進路って?

ここでみんなの意見を俯瞰的に聞いていた僕的な共通項は
「あとから見返した時に良い人生だったな〜」って言える人になることが大事なんだなと。

結局、良いとか悪いとかって今のその状況に関することなんですよね。
あとから振り返ったらなんでも糧になったり、笑い話になったりする。

そんな心の強さを持つ人に育てる支援をできたら良いんじゃないかなって思います。(っていうかドリプラXとかではまさにそんなことをたくさんやってましたわww)