茨城から日本最西端の有人島・与那国島までの道のりは、そう甘くはなかった。

日本の有人島の中で一番西に位置している沖縄県の与那国島。
この与那国島は、大好きなドラマ『Dr.コトー診療所』のロケ地でもあるため、いつかいつかと行く機会をうかがっていた。
2014年の5月ようやく3連休が取れたので、よしきたー!と行くことを決めた。
まずは茨城から石垣島を目指す。
与那国島までは、石垣島からプロペラ機に乗り換えて約30分。(フェリーだと石垣から4時間。外海に出るため揺れがひどく、ゲロ船とも言われているらしい…。)
茨城県に住む私は、羽田発~石垣~与那国と飛行機を乗り継いで向かうルートを組んだ。
6:25に羽田を出発し、13:10に与那国島に着く。順調に行けば。
旅の当日、夜中の2時半に自宅を出発し、高速バスで移動。ギリギリで機内に乗り込んだ。
今回のスカイマーク便は直行便という名でありながら、那覇を経由して石垣に向からしい。
那覇空港に到着すると、「石垣空港に向かうお客さまも一度お降りください」のアナウンス。
搭乗準備が整うまでターミナルのおみやげやさんをウロウロ。
那覇空港で大幅な遅延!与那国行きの乗り継ぎに間に合わず。
さぁ、そろそろ機内に案内される時間かな?と思ったら、「石垣行き、出発までもうしばらくかかります。そのまま搭乗口付近でお待ちください」とのアナウンス。
しかたない、とロビーでしばらく待ってると「あと30分ほどかかる見込みです」と。
嫌な予感。
このままでは石垣から与那国行きの乗り継ぎ便に間に合わないかもしれない。
30分後にまた遅れのアナウンス、結局トータル1時間半待つことになった。
予定通りにはいかないなと判断し、航空会社に連絡をして乗り継ぎ便の変更手続きをした。
本来なら13:10与那国着のはずが、18:00過ぎに島入りとなってしまった(涙)
1時間半も空港で待つことがわかっていたら、ゆいレールでふらっとどこか行けたかもしれないな…あぁ、自分はなんて欲張りなんだろう。
次の便までの待ち時間、空港を出て白保エリアへ。
ようやく石垣行きの飛行機に乗り込み、あっという間に石垣島へ。
次のフライトまで3時間ほどある。このときは空港が新しくなったあと。市街地までは遠いし、レンタカー借りるのももったいない。タクシーで動き回るほどリッチではない。
そういえば、以前島の人が「白保の海はキレイだよ~」と言っていた。バスでもすぐ行けることを知り、すぐさま白保行きのバスに飛び乗る。
白保に着いた頃はすこし曇っていたが、だんだんと雲が消え、青空が広がっていった。
マエザト食堂でランチをし、その後まさかの船に乗せてもらえることになった。(詳しくはコチラの記事にて⇒泳いでおくべきだった石垣島の白保の海)
そんなこんなであっという間に最後のフライトの時間。石垣空港に戻った。
茨城を出てから16時間後、与那国島に降り立つ。
17:35にプロペラ機に乗り込み、通路を挟んで隣に座っていたご夫婦とお話をしていたらいつの間にか着陸。(このご夫婦のおかげで諦めていたヨナグニウマ乗馬ができた!!涙)
18:15、ようやく目的地にたどり着いた。
それは茨城を出てから16時間後のことだった。

いくら便利になったとはいえ、最西端はやはり遠かった。
でも思い通りにいかないこともまた旅の楽しみだったりする。
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