ひとり旅好き女子が目にした、石垣島という島のこと

沖縄の離島と言えば?と日本人に聞いたら、10人に1人は答えるであろう『石垣島(いしがきじま)』。
2013年に新石垣空港が開港し、その年はとてつもない数の観光客が訪れたそう。あれから4年経った今でも人気は絶えず、海外(特に中国や台湾)からの団体さんも増えている。
私にとって石垣島は島旅の原点。石垣島に出逢わなかったら、今の自分はあっただろうか?
島のこと
石垣島は八重山諸島と呼ばれる日本最南西端のエリアに存在する。
沖縄本島との距離は約400Km。台湾との距離は約270Km。そう、沖縄本島よりも台湾のほうが近いのだ。
石垣島の周囲は約140Km。沖縄県内では沖縄本島、西表島に次いで3番目に大きい島である。
島の周りをぐるりと囲む海は、青なのか緑なのか水色なのか、ひとことでは言い表せない色を映し出している。
人口は約48000人。移住者も多いが、すぐに島を離れてしまう人も多いと聞く。
観光のこと
島の中心地はとても栄えていて、飲食店もお土産屋さんも揃っている。都会だなぁと感じつつも、中心地から離れると静かでのどかな風景に出逢えるので、様々な過ごし方ができるだろう。
宿泊施設も多く、長期旅行者にはありがたいゲストハウスやウィークリーマンション、特別な日にぴったりのリゾートホテル、気軽に泊まれるビジネスホテルや、アットホームな雰囲気がたまらない民宿など、旅スタイルによって選ぶことができるのも魅力的。
ビーチも島のあちこちに点在しており、それぞれ表情や雰囲気が違うからおもしろい。監視員がいてネットが張られているところもあれば、地元の人でないと辿りつけないところまで。
眺めているだけでも幸せな気持ちになるが、水中もまた素晴らしい。天然のビーチでは、少し泳ぐとサンゴやカラフルな魚に出逢える。マンタなど大物との遭遇率が高いことや、ダイナミックな地形がおもしろいなど、ダイバーからも大人気。
一方で、開発や人が多く訪れることによって海の中が変わってしまったし、今も変わり続けているという、悲しい話も絶えない。
島内にバスは通っているが、短時間で島をめいいっぱい楽しみたいのであれば、車やバイクをレンタルするのがオススメ。短い距離であればタクシーも便利だ。
また、石垣島には離島ターミナルがある。八重山諸島の島々は、それぞれ航路でつながっており、その起点となっているのが石垣島。まさに八重山諸島の玄関口。
石垣島を拠点にして周辺の島々に渡る『アイランドホッピング』を楽しむのもおススメ。
見たこと聞いたこと感じたこと

初めて石垣島を訪れたのは2011年7月。
このときはまだ空港が新しくなる前で、「滑走路が短いから着陸時の急ブレーキがすごい!アトラクションみたい!」とのことで旅人間では有名だった。空港の建物はあまりにこぢんまりしていて「え?これが空港?」と思ってしまったものだ。
それぐらいちいさな空港だったので飛行機の便数も限られており、訪れる人は今ほど多くなかった。私はその雰囲気がとても気に入ってしまった。
さらにこのときの旅で、のちに海の師匠と呼ぶことになる人と出逢い、それからちょこちょこ石垣島を旅するようになった。
師匠のおかげでローカルスポットや島での暮らしに触れ、観光よりも暮らすような旅にシフトしていったのもこの頃だった。(旅をちょっとおもしろく、その土地をたっぷり楽しもう!)

今この記事を書いているのは2018年の1月。あれからもうすぐ7年が経とうとしている。
昨年11月にも石垣島を訪れたが、改めて7年前と比べてみると、ずいぶん変わったなぁと感じた。変わって良くなっていることもたくさんあるだろう。でも、あまり変わらないでいてほしいなぁと、旅人の私は思うのだった。
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