夢を聞いてもっとも似合うスタイルに。ヘアサロン MAHALOCO(マハロコ)【水戸市】

夢を聞いてもっとも似合うスタイルに。ヘアサロン MAHALOCO(マハロコ)【水戸市】

ここは水戸市にあるMAHALOCO(マハロコ)。

 

始めて訪れた時、とても居心地の空間に驚いた。

何か懐かしい空気。

陽気な人たち。

 

水戸という町には多少似つかわしくない、その佇まいは

私のハートをわしづかみするのに、そう時間はかからなかった。

 

ここはヘアサロンでもあり、カフェでもある。

ウェディング会場でもあり、夢を叶える場でもある。

そしてライブハウスでもあり、自然と集まるシェアハウスでもある。

つまり「ココロオドル パワースポット」なのだ。

 

そう、今回はこのMAHALOCOの物語を紐解いてみよう。

 

お客さんと真摯と向き合うその姿勢がMAHALOCO

「いらっしゃいませ」

私は、言われるままに案内された。

 

「ただいまご案内しますので、少しお待ちください。」

私は近くのイスに腰掛けた。

周りを見渡してみると、陽気な空気と村のような空間。

MAHALOCO 水戸:ハワイのような空間の室内

そう、ここはHawaiiのような空間を作り出している。

 

「お待たせしました。」

見るからに陽気そうな方が立っている。

これがオーナー、岩上 巧(いわかみ たくみ)さんだ。

MAHALOCO 水戸:岩上 巧
いわかみ たくみ が あらわれた!

 

私は全然ヘアスタイルは分からない。

もうお任せすると言って様子を見てみる。

 

そう、このお任せにはたくさんの意味がある。

私のことをしっかり見てくれるか?何が真に似合うのかを探してくれるか?安心して任せられるか?

 

お話が始まったが、全然止まる気配がない。

何をしているのか?何を目指しているのか?どうなりたいのか?性格は?どんなものが好きか?などなど

ヘアスタイルとは全く関係のない話題ばかりだ。

 

実に20分は話していただろうか?

ヘアサロンでカタログも見せずにこんなに私のことを聞いてくれる人はいない。リピーターが多いとの話を聞いていたのだが、ここが理由だろうか?

 

「すごく自由な人ですね。でしたらその雰囲気を崩さないほうが良いかと。堅い雰囲気は苦手ですよね?」

そう、その通りだ。私はルールが苦手。

とにかく自由奔放、天真爛漫という四字熟語がピッタリな人だ。

 

「髪はボサボサくらいが良いと思います。ピシッとするとサラリーマンみたいになっちゃうので。
そういう世界ではないアーティスティックさを髪でも魅力を出していくと良いかと。」

髪を切ってもいない状態でこんな話まで行く人はなかなかいない。この人はすごそうだとビシビシ伝わってきた。

よっしゃ、ならばこのクセのある髪の毛…。ぜひ切ってもらおう。

 

周りから見る岩上 巧の魅力

MAHALOCO 水戸:ヘアサロンとしての室内

ヘアサロンといえばシャンプー。

この工程まで行くのに実に30分はかかっていた。

待てない客はこの時点で怒っているのかもしれない。

でも、「自分を最高に魅力的な状態にしたい!」そんな夢のあるお客さんだからこそ、こんなに長く話を聞いてくれるのは却ってありがたいと感じるのだとふと思う。

 

シャンプーの担当は別の人だったので、オーナーはどんな人なのか聞いてみた。

 

 

「オーナーは話長いかもしれませんが、それだけ人の夢とか、何をしたいのか、何を為していきたいのか。
この話をよくお客さんとしています。これが魅力で、ヘアカットしにくるんじゃなくてカウンセリング受けに来る人もいるくらいなんですよ。

私も以前別の職場で働いていましたが、ここに来たら仕事が楽しいと感じるようになりました。」

 

 

やはり、このカウンセリングはみんなにとって魅力なようだ。

ヘアカットするだけだったらどこでも同じ。でも、人はそれぞれ違う。

その人と話すということを極限まで高めて、一つの価値にしている。

これがMAHALOCOの魅力の一つなのだと悟った。

 

ヘアサロンとカフェがなぜ一緒にあるのか?

ヘアカットの最中、気になったので聞いてみたことがある。

それがカフェと併設されていることだ。

 

カフェと言ってもコーヒーだけという陳腐なものではない。

妻も含め、いろんな人が絶賛しているのが『ヤミから』という商品だ。

MAHALOCO 水戸:ヤミツキからあげは本当にウマイ!

 

ヤミからは『ヤミツキからあげ』の略で、一度食べたらもう一度食べたくなるらしい。

 

実はこのヘアカットの前にカフェを利用し、ヤミからを食べてみたのだが、本当に美味しい。

日本の唐揚げというよりは、Hawaiiの唐揚げというような感じでカリッとした食感とジューシーな肉の旨味が凝縮された一品だった。確かにもう一個欲しくなる。

 

しかし、疑問なのがヘアサロンと併設してなぜカフェがあるのか?という点。

思い切って聞いてみた。

 

「ヘアサロンってヘアサロンのままなんです。」

 

言っている意味が分からなかったのだが、しばらく話を聞くことにした。

 

 

「ヘアサロンって敷居が高いんですよ。ここの雰囲気を味わってみたいなって思っても予約して、カットするぞ!って決めてからじゃないと中は入れない。これが本当に勿体無いなって思ったんです。

だからカフェっていうものを併設して、その敷居を下げようと思ったんです。別にカットをしてくれなくても良い。雰囲気を味わってもらうことが私たちにとって一番うれしいことなんです。」

 

 

なるほど〜。と感心した。

ヘアサロンは確かにドアを開けて見学だけというワケにはいかない。

さらに体験のお値段があったとしても、3,000円は超えてくる。

 

しかし、コーヒーを飲みながら「あ、なんかここ良いかもしれない」って思ってもらうことはヘアカットまでのステップを軽くしてくれる。

さらに美容師とも知り合いになれる。話す機会もある。

相手も嬉しい、自分も嬉しい。まさにWin-Winな関係そのものだ。

 

MAHALOCOはどうしてヘアカットにこだわるのか?

MAHALOCO 水戸:甘いマシュマロココア

ここまで話を聞くとどうしてヘアカットにこだわっているのかが気になる。

そちらも聞くしかないと思い、思い切って聞いてみた。

 

 

「私はいつも髪というものが好きだったんです。子供の時からそうでした。嫌なものは嫌。好きなことだけして生きていたい。そう思って髪に関わることをしようと思ったんです。

特に大事にしていることは『どうなりたいのか?』ってことですね。服とかって表現する方法はあると思うんですが、髪ってカタログにあるものから一番カッコイイと思うものを選ぶじゃないですか。でも、それって違うと思うんですよ。」

 

 

今までのスタイリストは全員カタログから選んでいた。それを真っ向からぶった切ってくるとは面白い意見だなと思う。

 

 

「その人にはその人に似合う髪っていうのがあるんです。そしてその先の自分っていうものも大事なんです。
例えば警察官は警察官のような髪型していますよね?ボサボサ頭とか長髪だったら変だと思うんです。

自分のなりたい自分に合わせてヘアスタイルを決めていく。うまくできているワケじゃないかもしれませんが、これが私がヘアカットにこだわっている理由でもあります。」

 

そうか、だから『夢』や、その人の『性格』を重視しているのか。

ここでやっと話がつながった。

 

今までカタログから一番似合うかも〜と言われた髪型にしてきたが、それでは私は合わなかった。

何かしっくりきてなかった。

 

自分の夢や、性格を聞き出して…。

ある意味、これはオーダーメイドの髪型だ。自分に似合う髪型を作り出していく。

これはカウンセリングを重ねるごとにさらに良くなるらしい。

リピーターが多いとの話もここで頷けた。

 

水の力だけで美髪矯正『ハウオリ』

私は体験できなかったが、隣にある機械が気になったので聞いてみた。

これがMAHALOCOオリジナルメニューであるハウオリらしい。

 

なんでも水の力だけで美髪矯正ができるという。

スチームの細かい水の粒子が美髪にしてくれるのだが、普通であればスチームと言えばかなりの高温。

それを髪に当てられる温度まで下げて、ヘアスタイル矯正に使えるようにしたのがハウオリらしい。

 

あまり詳しくは聞けなかったので、誰か体験している方がいたらぜひ教えてください。

継続したからこそある今

水戸駅近くの美容室でこんなにこだわりを持ったお店に巡り合ったことはなかった。

 

 

「最初は風当たりが強かったんです。何を言っても理解されない。

でも、時代は変わった。ひとりひとりを大事にするようになった。10年目を迎えましたが、売上もちょっとずつ伸びてきているのはそういう影響もあるんじゃないかな」

 

 

何だかすごいお店に出会ってしまった。

MAHALOCOというのは

ハワイ語で
mahalo = ありがとう
Loco = 地元の人、地域の人

を合わせた造語らしい。

 

地元の人からありがとうの連鎖を。

そんなお店、MAHALOCOのファンになってしまった。

 

予約はこちらからだとクーポンがあったりして便利ですよ。

検索から「maCoto hair mahaloco」と検索してみてください!