小笠原諸島の南島上陸レポート!

小笠原諸島にある無人島・南島(みなみじま)は、1日に上陸できる人数が100人と決まっている。
さらに、認定されたガイドがいないと上陸が許されないという、とても特別な島なのだ。
ガイド1人につき15人まで、決められたルート以外は歩いてはいけない、上陸は最大で2時間まで、島の物を持ち帰ってはいけない、道に生えている草もなるべく踏まないように歩く等…この自然を守るため、父島よりもさらに厳しい決まりがある。
南島に向けて出港したとしても、海況によっては上陸できないこともあるので、行けたらラッキーと思っておくくらいがちょうどいい。
私はラッキーなことに初めての小笠原旅で南島に渡ることができた。それは2015年9月のことだった。
ドルフィンスイムと南島上陸ツアーに
今回お世話になったのは『come・クルーズ』さん。1日かけてイルカを探し、見つけたらダイブして一緒に泳ぐ。その合間に南島に上陸する。というツアーだった。
お昼ごはんも船の上で食べ、休憩中は素潜り(深さ50mのポイントでも潜れた!)をして遊んでもよい。海好きにはたまらない。
小型船に乗り込んだのは私たち含め計3組とオーナーご夫妻。とてもアットホームな雰囲気で、のんびり海時間を楽しめた。
上陸方法は基本2種類
ドルフィンスイムがひと段落し、いよいよ南島へ。
南島には桟橋がない。上陸する方法が基本的に2パターンあると聞いた。
その①サメ池から進入する方法
向かって左に見える岩と岩の間を通り、入り江に入る。岩場に船を着け、そこからゴツゴツした岩場を登って上陸する。この方法は小型船でなら可能だが、大型の船では不可能とのこと。(岩の間を通り抜けられないため。)
その②扇池から進入する方法
このトンネルの向こう側に船を停め、そこからカヤック or 泳いでトンネルをくぐり、上陸する。大型の船は①の方法では不可能なため、必然的にこちらが採用される。
今回は①の方法で!
今回お世話になった船は小型だったので、サメ池から上陸できた。船長の運転技術に興奮した!
岩場に船をつけ、かけてくれたハシゴを伝って上陸。
ちなみにこの日は波がザッパンザッパン!とてもじゃないけど②の方法では死んでしまうレベルだったので、大型船のツアーでは上陸できなかったであろう。小型船でよかった。

上陸!!









南島に上陸して
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