沖縄の島を旅して驚いたこと~その① 生きもの編~

暮らしている方や旅マスターの方々には「それくらいで?」と言われてしまうかもしれないが(いや、すでに怒られている)、沖縄の島を旅して驚いてしまったことがたくさんある。
中でも、生きものたちにはたびたびドキドキさせてもらっている。
1本しかない道路のド真ん中でヤギの軍団が寝そべっていた!
沖縄の離島ではヤギに出逢う確率が高い。飼われているのか野性なのか分からないが、野放しのヤギもいる。
あるとき、道路のド真ん中でのんびりしている5頭のヤギたちに遭遇した。
ここは1本道。さあ、どうしよう。
近寄ってもどっしり構えたままの彼ら。わたしは自転車に乗っていたのだが、さすが余裕の表情。
ボスヤギが結構大きく、敵いそうになかったので、来た道をしぶしぶ戻った。
いや、もしかしたら、この先は危ないよとヤギたちが教えてくれていたのかもしれない。そうだとしたら、ありがとう。
虫が元気!しかも巨大!
舗装された道を歩いていたときのこと。
「なぜこんなにゴロゴロ石が落ちているんだろう?」と思ったら、それらはみな、仮面ライダーの顔をした巨大バッタたちだった。
急に羽ばたいて、耳のわきをブーーーンと飛んでゆく…申し訳ないが、あの音を思い出しただけでゾッとしてしまう。
夜、灯りをつけて網戸にしていると、モスラやカナブンが張り付いていることもある。
その大きさもなかなかのもの。なので、ぶつかると少し痛い。知らぬ間に部屋に入り込んできて、頭や腕に激突してくるから気が抜けない。
虫が苦手なもんだから、島にいるときは地元にいるとき以上に「うわっ!」とか「ひー!」とか「でたー!」などのひとり言も絶えない。
しかし、いろんな生き物がのびのび育つ環境。それこそがありのままの自然であることは間違いない。
自ら人に向かってくる勇敢なG!
どこからともなく、飛んで登場!
こちらがあわあわしている一方で、彼らはそんなのお構いなしに部屋中を悠々と飛び回る。
まるで何年もこの部屋で過ごしているかのようにのびのびと…。
こちらが戦闘態勢に入ると、自ら立ち向かってくる勇者も多い。
茨城県のGとは性格が違うらしい。しかもガタイがいい。
顔面に突撃されたこともあったなぁ…(涙)
外でゆんたくしてたら、ポテチの袋に忍び寄ってきていたこともあったなぁ…(恐怖)
本当は仲良くしたいだけなのかもしれないけど、残念ながら私にはそれだけの器がない。
隙アリっ!!
宿の女将さんから「部屋で食べなさい」と、手作りのちんすこうをいただいた。
あとで食べようと思い、ビニール袋に入れて荷物と一緒に置いておいた。
島散策から戻って部屋に入ると………ちいさなアリたちが列をなして歩いているではないか!!
アリたちが目指していたのは、先ほどのちんすこう。ビニールをちゃんと縛っていなかった。
それにしてもここは2階。こんなにぞろぞろと、いったいどこからかぎつけてきたんだ!?
布団も敷けないので女将さんに相談するも、「アンタ、アリくらいで何騒いでる~ハハハハハ~」と笑われて終了。
ちんすこうを処分し、追いやってみたものの、気づくとまた数匹ウロウロ。キリがないので、もう放っておくことにした。
いつしか女将さんのように強くなりたい。
驚きながらも、島でたくさんのことを学ばせていただいているのだった。
- 前の記事
旅の朝のいい出逢い。朝イチのニシ浜にいたのは、ダンディなねじりハチマキさん。 2018.01.17
- 次の記事
茨城県から鹿児島県の下甑島(しもこしきしま)までの行き方 2018.02.22