粟国島で生きてきたおばあちゃんと観た三日月
粟国島で、左側がざっくりと欠けている月を、宿の女将さんと並んで眺めていたときのことを、よく覚えている。 以来、三日月を見るとそのときの記憶が鮮明によみがえる。 「暗いニュースばかり」 粟国島を訪れ、いつもの宿に泊まっていたときのこと。 この日の宿泊者はたまたま私だけで、女将さんと一緒に夕飯を食べた。 女将さんは80代後半にもかかわらず、基本的にひとりで宿を切り盛りしているのだが、毎回手作りのお料理 […]
旅で出逢ったステキなヒト・モノ・コトバたち
粟国島で、左側がざっくりと欠けている月を、宿の女将さんと並んで眺めていたときのことを、よく覚えている。 以来、三日月を見るとそのときの記憶が鮮明によみがえる。 「暗いニュースばかり」 粟国島を訪れ、いつもの宿に泊まっていたときのこと。 この日の宿泊者はたまたま私だけで、女将さんと一緒に夕飯を食べた。 女将さんは80代後半にもかかわらず、基本的にひとりで宿を切り盛りしているのだが、毎回手作りのお料理 […]
座間味島で暮らすおばあちゃん 座間味島の港のそばに、ベンチとテーブルが置いてある。 ベンチのわきから大きい木が生えていて、ひとやすみするのにぴったりな場所。 あるとき、ここでひとりのおばあちゃんと出逢った。 おばあちゃんは『私の手はシミだらけ』と笑っていたが、その手はおばあちゃんのこれまでが表れてるように思えてならなかった。 座間味島でずっと暮らしてきた、おばあちゃんとの物語。 出逢いはベンチ お […]
おばぁちゃんの教え 粟国島でお世話になった80代後半のおばぁちゃんは、島のこと、昔の出来事、今について思うことなど、いろんな話をしてくれた。 おばぁちゃんの言葉があまりにもココロに響くので、鞄からノートを引っぱり出してひたすらメモをしていたのだが、その中で何度も出てくる言葉があった。 それは『あるものを大切に』という言葉。 小さな離島・粟国島で暮らす、おばぁちゃんの教え。 あるものを大切に 『人は […]