辛い、きつい、疲れる…そのような元気がないなって思う時、今、抱えているものを全部捨ててしまおうかって思うことってありますよね。
かくいう僕も元気がなくなることがあります。っていうか、しょっちゅう元気がなくなります。
でも、大事なのは誰も疲れるし、誰も悩むということ。
悩んでいるというのは成長している証で、悩まないことよりも、悩んだあと復帰する力が重要なのかなって思うのです。
今回は僕が疲れたり、悩んだりした時にやっていることを5つ提案しますね。
\音声で聞きたい場合はコチラ/
誰も疲れるし、誰も悩んでいる
悩んだりする時の解決法を話す前にどうして、復帰する力が大事なのか?という話を少しお話します。
適度なストレスは人を成長させる
さきほど、悩みは成長の証と言いましたが、僕はストレスを抱えていない人はいないと思っています。
この世界に生まれたからには何かしらの刺激を必ず受けてしまう。
例えば、空気を吸うこと、目で景色を見ること、耳から音を聞くこと。
これも実はストレスです。
では、何かをしたい!こんなことがやりたい!って思った時はどうか?
これもストレスだと僕は思うのです。
ただ、この何かしたい!やりたい!っというストレスがない状態だと成長もないし、何も自分にとって幸せな状態も作れないと思います。
ここで重要なのは過度なストレスに気をつけなければいけないこと。
どんなに美味しいステーキも満腹な状態だったらいらないのと同じように、適度なストレスで収めるのが良い。
プラスでもなく、マイナスでもない。それが最も幸せな状態なのだなと思います。
早く復帰するには疲れている、悩んでいると認める
ここで現代社会を振り返って欲しいのですが、最近は情報化社会になって明らかに情報過多です。
人間は思考する瞬間が多すぎるのだと思います。
顕在意識は無意識の1%ほどしかないと言われています。(いや、もっと少ないかも)
無意識も含めると人は今、一日に60000回も思考していると言われていて、それだけ脳が疲れやすいんですよね。
そんな脳が疲れている状態で何かをしよう!やろう!とはなかなか思えない。
マラソン全力ダッシュしたすぐあとにマラソン全力ダッシュをするのはキツイのと同じように、全力で思考したあとは全力で思考することは難しいのです。
なので、「疲れたなー」とか、「はぁ〜」とため息をついてしまう時…、実は相当脳にダメージが溜まっている状態なんだって理解し、今こそ休むタイミングだよというサインを見逃さないようにするのが良いのかなと。
大事なのは早く復帰すること
しかし、現在の社会生活を営む時、簡単には逃げられないことが多い。
家庭や、子供がいるのに自分は思いっきり「休みますね!」と胸張って休むのは難しいのです。
疲れているということを認識しても逃げる選択肢が塞がっていることも多い。
だからこそ、疲れたり、悩んだりした時はいつまでも引きづらないでケロッと回復する力が必要。
この悩んだりした時にすぐ回復する力が僕が提唱する自立型人材が持つ力の1つ、レジリエンス力なのです。
心理学におけるレジリエンスとは、社会的ディスアドバンテージや、己に不利な状況において、そういった状況に自身のライフタスクを対応させる個人の能力と定義される 。自己に不利な状況、あるいはストレスとは、家族、人間関係、健康問題、職場や金銭的な心配事、その他より起こり得る 。
人間誰しも悩む。疲れる。
この大前提があると分かったうえで、自分が幸せになるためには心の免疫システムであるレジリエンス力を高めることが必要不可欠だなと思うのです。
疲れたり、悩んだりした時にやっていること
そんなわけで僕が疲れた時、悩んだ時にやっていることをお話します。
あくまで個人的な回復の仕方ですが、それほど難しいことではありませんので、悩まずにやってみてください。
他人に話す
僕が一番良く使う手段ですが、他人にとにかく話を聞いてもらいます。
これはテーマとかを持たず、とにかく何も意識せず話を聞いてもらって、自分が今、何を感じ、どんなことを考えているのか?を喋りまくります。
僕の場合は自分の悩みが深くなった時、他人に話を聞いてもらうことが多いので、何か答えを出したいという時にこの方法は向いています。
不思議なことなのですが、喋っていると自分の中でスッキリしていき、自発的に答えにたどり着くケースが多いです。
ポイントはアドバイスを求めない。アドバイスを言われても参考程度にするということ。
こっちからは聞いてもらうということに徹してもらうのです。
聞き役の人にはアドバイスではなく、「どうしてそう思ったの?」など質問で引き出してもらったり、喋ったことをまとめてもらうと自分の求めている答えにたどり着きやすいなと思います。
寝まくる
本当に疲れた時は寝るというのも1つの手段だなって思います。
ここでのコツはただ寝るのではなく、これでもかっていうくらい寝る。
自分が自然に「起きたい!」って思うまで寝ると、体にエネルギーが溜まっていきます。
[aside type=”warning”]注意点
寝まくる毎日はやめましょう。毎日、寝まくっているとエネルギーが回復するどころか疲れてしまうケースが多かったです。[/aside]
体は心とリンクしています。
心が疲れていれば体も。
体が疲れていれば心も疲れているのです。
なのでこれは、体を強制的に元気にすることで、心が元気になるという法則を活用した回復法です。
もちろん、これが通用する時ばかりではありませんが、ただの充電切れの場合は一気に治ると思います。
やりたいことをやって現実逃避する
これも疲れた時ですが、やりたいことをやって現実逃避をするというのも有効です。
体というよりは「なんかだるい」と感じている時に使う手段なのですが、こんな時、僕の場合は思いっきりゲームを楽しみました。
何日寝ても「だるい」って思っている時は心の栄養が足りなくなってしまった時なので、自分がやりたいことをやって元気になるのが良いです。
[aside]ちなみに僕がうつ病になった時、何をしてもやる気が上がらないので、その中でもやる気の度合いが高かったゲームをとにかくやり続けました。[/aside]
この方法は時間がかかりますが、やる気が出ている状態が普通になるくらいまでやり続けると、他のことをやっていても元気が出てくるくらいまでは回復します。
僕がうつ病だった時はやる気が出るまでに半年かかりましたが、うつ病が半年で寛解するのは結構早いケース。
もちろん、現実逃避だけが回復の方法ではなかったですが、間違いなくその1つだったかなと思います。
とにかく何もしたくない!って思っている時はやりたいことに身を委ねきってみるということをオススメします。
敢えて立ち向かう
ここからは「うつ病全開で今、まさにしんどいんです」という人には取り扱い注意なのですが、苦手だ、ツライと思うことに敢えてチャレンジするのもレジリエンス力が高まると思っています。
チャレンジをするかどうかは、そこに恐怖を抱くほどツライ、きついと思っているか?
逆にトラウマ級になっているとも思われるのですが、そこに敢えてチャレンジをしていることで、辛さを克服できるのです。
僕もイベントの集客に失敗し、0人のセミナーだった時があります。
次のセミナーを出そうと思った時、非常に悩み、辛くなって、全てを投げ出したくなった時もありました。
でも、そこで次はどうしたらうまくいくか?を考え、できる限り実行してみました。
そうしたら、人も集まり、今後、セミナーを開くことは怖くなくなったのです。
トラウマを克服する方法は勇気を持ってチャレンジすること。
逃げずに取り組むことで幸せへの活路が開けることも多いです。
自分が自分の弱さを認めることで、トラウマはあなたの糧となって、必要な体験に変わっていくなと思います。
素直に受け取る
これが一番難しいと思うし、どんな状態の時でも言える話なのですが、素直になることは基本です。
素直な心というのは例えば
「君は坂本龍馬のようだね。きっと世界を変えられるよ。なぜなら…」というお話を聞いたとします。
その反応に対して
「いや、私なんかが坂本龍馬のようになれませんよ!そもそも環境も人脈も、才能もまるで違うんですから!」
そんな風に「自分ではムリ」という言葉を肯定してしまっている人は多いです。
「未熟だから」
「初めてだから」
「私なんかまだまだ未熟者で…」
そういう言葉を常日頃から言っている人はいつまで経っても未熟だし、成長していきません。
そんな時こそ、「そうなんだ!」とまず一旦否定せずに受け止めていくこと。
これが本当に大事な能力の1つだなって思います。
これは実は経営の神様と言われている松下幸之助さんも言っています。
「素直な心とは、寛容にして私心なき心、広く人の教えを受ける心、分を楽しむ心であります。また、静にして動、動にして静の働きのある心、真理に通ずる心であります」。
出典:松下幸之助さんの言葉
静にして動、動にして静の働きのある心…。まさに揺れ動く心そのものなんだなと感じますね。
まずは誰かに相談する力を持とう
そんなわけで悩んだ時にこそストレスを抜く方法を5つお伝えしました。
自分の頭の中をカラッポにして、素直な心でいる。
究極、それだけでも十分なのかもしれません。
誰かと話したり、チャレンジしたりはあくまでも手段。
まずは素直な心を持つようにしていきましょう。