講師として各地を回っていると、「どうすれば最短距離で成功しますか?」という空気を感じることがあります。
でも、今回の笠間市での研修(第3回目)では、あえてその逆の話をさせてもらいました。

「時間はかかります。魔法はありません」

1月28日、笠間公民館で行った研修のテーマは「次なる一歩」。
私が関わった岩間第一小学校の事例を、包み隠さず話しました。今は軌道に乗っているあの場所も、最初は何も動いていない、ゼロどころかマイナスの状態からのスタートだったんです。

そこで何をしたか。
徹底的な「対話」と「グランドデザイン」の作成です。

参加者の皆さんに一番伝えたかったのは、「塩畑さんだからできた」という文脈を捨ててほしいということ。
特定のリーダーが強引に引っ張る改革は、その人がいなくなった瞬間に崩壊します。それは持続可能なコミュニティ・スクールとは言えません。

今回、会場で何度も口にした言葉があります。
「1人が100歩進むより、100人が1歩進むほうが大事」。

会場の空気感が、最初は「正解を教えてほしい」という受け身なものから、後半にかけて「自分たちならどう動くか?」という主体的な熱気に変わっていくのを感じました。
派手な改革よりも、地味でも確実な一歩をみんなで踏み出す。その覚悟が決まった瞬間だったと思います。

開催概要

項目内容
イベント名笠間市 コミュニティ・スクール研修(第3回)
開催日2026年1月28日
場所笠間公民館 2階 大会議室
講師NPO法人教員支援ネットワークT-KNIT 代表理事 塩畑 貴志

詳しい当日の様子や、ワークショップの内容については、ティニットの公式ブログにまとめています。
地域と学校の連携に悩む方は、ぜひ読んでみてください。