僕は今、何をメインに仕事をしていますか?と言われたら『主夫』と答えるかもしれない。

今までガッツリ仕事をしてきたのだが、今では完全に選手交代。

妻がメインで働き、僕はサポートに回っている。

とても不思議な仕事だ。

しかし、主夫という職業は実際、立ち位置がとても難しい。

今回はそんな主夫の立ち位置についてお話していこうと思う。

目次

僕の中の主夫像

僕の中で主夫というのは『ニュートラルであれ』と言うだろう。

今は少し変わってきた感じはあるが、まだまだ世の中は男性社会。

学校の行事や、PTA、保育園の迎えなど男性の姿はほとんどない。

世の中はまだ男性優位であることがよーく分かるのだ。

そんな時に大切なのは僕が表に出る時は出て、基本は出ない。

見守るという役に徹することが非常に多いと感じている。

主夫はバランス感が大切

女性の社会に男性がポツリと入る。

これはとてつもないゲシュタルト崩壊が起こっていると思う。

「うちゅうのほうそくがみだれる」ではないのだが、世の中の法則を崩しにかかっているのか?と思われるくらい、珍しい存在に自らなりに行くのと等しいのかと思う。

たまに言われるのだが、コミュニティスペース『本拠地』のオーナーが僕であると勘違いしている人はとてつもなく多い。

その理由の多くは僕が男性だからである。

なぜか男性だからという理由で、僕がオーナーだと思われることが多いようだ。

※もちろん、僕の存在感が無駄にデカイのも理由としてあるのかもしれないが…。

妻が「男には負けたくない」と言っていた理由が分かる。

男だからというだけで周りからは社会的にトップに見えてしまうのである。

そういうフィルタリングがかかっていると言っても過言ではないだろう。

しかし、逆に男だからこそ、そういう立場を利用して、妻をサポートするために敢えて前に出るということもできる。

この出たり入ったり、突き出たり引っ込んだりする…

このバランス感が『主夫の存在感』として、とてつもなく重要なポジショニングになるのは間違いないのだと思う。

妻の成功が僕の成功

ここで主夫として大事にしなければいけないことがある。

それは妻の成功を最も大切にし、喜ぶこと。

最近、妻がやたらと嬉しそうに仕事の報告をしてくる。

どんどん仕事がうまく行っているようで、ノッてきているようだ。

もちろん、経済的にはどうかは分からない。

それでも妻が幸せそうな姿が見れているということを最も大事にし、それが主夫としての成功であり、喜びを噛みしめる。

自分のことも大事にしつつ、そして妻の幸せを願う。

妻の成功を妻以上に信じているからこそ、毎日こなす家事に意味が出てきて、頑張ろうと思えてくるのだと感じる。

そして、妻と一緒に食事に行ったり、遊びに行ったりした時に僕は報われたような感じがしている。それが幸せなのだろうと。

ヘルパーともサポーターとも言える役割を果たす。これが主夫の成功の源になると感じている今日このごろであった。