茨城県県北生涯学習センターにてコミュニティ・スクールについての講演を行いました。
茨城県北は山だらけ!人もどんどん流出する傾向があり、コミュニティ・スクールなんて入っても…という雰囲気もあります。
そんな中でのテーマは『地域における学校との連携・協働活動はできるのか?』
講演ベースで体験を語る
一般的には地域学校協働についてを講演する時、スライドを使って進めていくと思います。ですが、この時はどう刺さるのか分からないと思ったので、体験ベースでお話しました。
今の日本の課題、コミュニティ・スクールはなぜ注目されるのか、そして、実際にコミュニティ・スクールをやってみてどうだったのか?
これらは教科書どおり、ホームページに書いてポンチ絵を使って説明ではできないことで、実際にやったからこその具体的な葛藤、達成感をお話できたのは良かった!
これからは合わないものは捨て、実際にやる人と進む
学校運営協議会としては、目的を大切にして、方向性を見定めていく。逆に地域学校協働本部のようなコミュニティでは、誰でも自由に参加・発言でき、小さな声を拾っていく。
これが、これからのコミュニティ・スクールのやり方。つまり2つの塊が一丸となって進む。これが大切なのだと伝えました。
ただ、学校運営協議会委員は話すだけ話して何もしない人も多くなりがちです。実際に動ける、動いている人を巻き込むと良い!ということも付け加えました。
講演で気をつけた点
現場からの意見
今回は誰がどのように参加するのかが分からなかったのですが、実際に持ち帰るものが多くなければ意味がない!と思い、何をやってきたか?という現場ベースで何が起こるのか?を重視。
結果的に単なる説明ではない面白いお話ができたかなって思っています。
ワークを入れた
今回は何度もワークを入れました。考えるのは僕じゃなくて、あなたたちですよって暗に伝えたかったからです。
ワークを何度も行うことで意見の出し方も分かってきたのか、活発になっていく感じが良かった!そして、それはそのまま学校運営協議会に持ち込むんですよ!って伝えられたのは良かったかなと。
最後まで残る
普通、講演家って途中退席するんですよね。僕の場合も帰って良かったんですが、最後まで残って経過を見守りました。まぁ、意味はないんですが、自分に今、できることがあれば最後まで残って力になりたい!!ということを自分なりに気をつけたかったからです。
これは良いか悪いかはまだ分からないんですが、最終的には自分の満足度は高かったかなと思います。
難しい地域だからこそ期待
茨城県の県北って山の中なので、どうしても協働するのも難しいよなって感じます。子どもたちはバス通学になったりするし、近所って言っても3キロ離れているとかは当たり前にあります。
そういう難しい地域だからこそ、「どうする?」って話し合って欲しい。結局、これから地域に住まう人たちが考えなきゃいけない課題です。
そこに向かうためには話し合いが必要。これからどうなっていくのか楽しみです。