今日は茨城県下妻市の下妻市PTA連絡協議会にてコミュニティ・スクールについての講演を行いました。
下妻市はまだコミュニティ・スクールは導入しておらず、地域との繋がりはあっても、よそ者は受け付けない!
そんな地域と聞いていました。
しかし、集まった人は100人ほどいたかなと思います。
実際にお会いしてみると、下妻市のPTAは教育に非常に熱のある人が多く、「コミュニティ・スクールを導入したい」という意志があったのです。そのため、地域主導でコミュニティ・スクールを進めるという動きになっています。
それだけ下妻市のコミュニティ・スクールを何とかしたい。そんな気持ちで来てくれた人がこんなにもいると思うと感慨深いものがありました。
しかし、学校や、教育委員会では「なぜコミュニティ・スクールが必要なのか?」という話が浸透しきっていない。
そこで僕に声がかかりました。
テーマは『なぜコミュニティ・スクールが必要なのか?』。
今回の講演で気をつけた点
終わったあとにこそ本当の話し合いが始まる
「終わったあとに一回集まる機会を作ってください」と講演会の一週間前に言っておいたことがキッカケでした。
おかげで講演会が終わったあとは、もうすでに学校運営協議会を立ち上げようとする動き出て、その作戦会議にも参加させてもらいました。
そこで始まる本音トーク。そうそう、これだよこれ!
地域も先生も教育委員会も…みんなが繋がって、みんなで幸せになる道に一歩でも近づけたのかなって思います。
エッセンスを凝縮したマニュアルを作った
最初聞いた話ではコミュニティ・スクールはなんだか難しそうだという話を聞いていたので、設置の仕方などの手引きを作成し、その上で、講演のスライドを作るなど万全の体制で臨みました。
今回の講演では『コミュニティ・スクールの必要性』を強く訴えると同時に、『誰がどのように進めるのか?』という具体的な話まで落としていく必要があったからです。
そこで、スライドの内容とは別にマニュアルを皆さんにお配りしました。
このマニュアルは今回の講演のために作った…のですが、実際はどこに出しても恥ずかしくないものになっています。
おかげで先生たちも、PTA委員の人からも、教育委員会の人たちも首を大きく縦に振ったりと反応をいろいろといただいていたので、「これは結構真剣に聞いてくれている人が多かったんじゃないかな」と思いました。
もちろん、僕が伝えられることがすべて出しきれたわけではないですが、少なくとも、自分たちの地域の教育は学校も、地域も、教育委員会も関係なく、そこに住まう人々が作っていくものなんだって無意識には感じてくれたかなって思います。
講演を聞いてくださった方にはプレゼントとして配布するのも良いなぁって思うものができたので、講演専用のプレゼントにしてどんどん時代に合わせて改善していこうと思います。
講演では教育長からPTAの委員、その他CSに興味のある人(東京からの参加者も!)、100人ほどの方が聞いてくれました。
コミュニティ・スクールが動き出した
実は何かを変える時って講演だけでは変わりません。
講演が終わってから関係者で集まり、議論をする…。これがとても大切なので、懇親会を企画してもらいました。
僕がさまざまな質問に応えながら、「このようにアプローチしよう!」と参加した人たちが話をしていったのが良かったです!
このあと、教育長への伝達や、実際にどの学校にモデルケースとして協力してもらうか?などが決まり、一歩前進。
この一歩が0から1になる大きな一歩だったと思えるように、諦めずに前に進んで欲しいなと思います。