宮城県石巻高等学校にて総合的な探求の時間、生徒からの主張と題して、社会人の人に自らアポイントをとり、自分たちの主張を聞いてもらうという授業に参加しました。
これは愛知県の時もありましたし、2回目ですね。
生徒たちから出されたテーマは『ブラック校則』。
生徒からの質問に答えてくださいとのことでしたが、いろんなことを素のまま話せるようにしていきました。
今回のお話で気をつけたこと
生徒たちは自分たちの課題をよく考え、分析し、その上で質問事項もしっかり考えてきていました。
しかし、質問に答えて、それで終わるというのはキャッチボールにはほど遠く、単純に聞いて、答えての図式になりがちです。
生徒たちも一生懸命考えてきてくれると思うのですが、『授業だから』という側面があると思うので、会話の中で生まれる本質的な問いが生まれにくい。
だから、一方的にお話するのではなく、「自分たちはどう考えているか?」という逆質問を交えながら、質問に答えていきました。(これは前も同じ)
30分〜1時間くらいでせめて出会って何か学びになったなって思ってもらえるようにしたいなぁって思うからです。
ブラック校則とは何か?
ブラック校則についてのテーマでしたが、とにかく自分に考えさせました。
- 自分達が嫌だなって思う校則はあるかな?
- その校則は何のために作られたと思う?
- そもそも学校は何のためにあると思う?
- 自分達の学校の理念って思い出せる?
- なんでその学校に入ったの?
- 将来どういう生き方にしていきたい?
質問しにきたのに、質問しまくってごめんなさいと思いつつも、その部分が分からないとブラック校則の謎を解くことができないからです。
そう、つまり、ルールの裏側で何が起こっているか?を知ろうとしないことは単なる無知になってしまう。そうなった経緯は必ずあり、その背景と現状は合っているのか?本当に【みんなが】もっと幸せになれるのか?
それを腑に落ちた状態じゃないと、ブラックではなくならない。校則を変えるのにはエネルギーがいる。そのエネルギーは「やっぱりこれじゃだめだよ」って【確信】を強めていくことが大切。
自分の行いは間違っていない!と思うために、自分に答えを作らせるのはとても大事なことだろうって思います。
そんなことを話していたら、結構盛り上がり、1時間もいろいろと話してしまいました。
今回も感想は送られてくるのでしょうか?楽しみです。
わざわざこちらに連絡をくださり、ありがとうございました。
※写真は本人たちに許可を得て撮影しました。