今年の大イベント、その2。保育園でハロウィンフェスティバルというお祭りやりました。
いやー、本当に大変だったけど、なんとか無事に終わりました。
雨も心配されて、「どうする!?」ってなったけど、結果的にそのまま実行して、ちょっとの雨で済んだのでヨシとしましょう。
今回、人出がどうしても足りそうになくて、やろうとしているブースを止めるか、それともなんとか人を集めてくるか…で迷いましたので、その辺りを備忘録として残しておきます。
何かのイベントをやる際には参考にしてください。
イベントでは役割に人を当てはめられない時がある
イベントを何かやろうと思った時、やりたいことと、そこに必要な人数が割り出されます。しかし、大きなイベントの場合、そう簡単にこの枠は埋まっていかないことがあります。
今回、ハロウィンフェスティバルというイベントは大きなお祭りで、子どもたちに楽しんでもらうためにたくさんのブースを用意していました。
どこのブースも一人では任せたくないので、なるべく二人体制で…としたいのは運営側の欲求ですよね。
これがイベントの難しいところであり、面白いところでもあるんですが、この枠は簡単に埋まりません。というか、「手伝ってほしい!」という声に反応する人はほとんどいないものなのです。
まさにこの状態になってしまって、「自分のお祭りを楽しみたいから交代要員を設けてほしい」、「一人じゃ捌ききれない!を回避したい」という声の実現は夢のまた夢。
そうなるとできないもんはできないんだから、ブースをどれか止めるか…となると、イベントとしての面白みがどんどんなくなってしまう。
イベントスタッフ募集!という言葉をSNSなどではよく見ますが、放置するとイベントそのものが成り立たない深刻な事態になっているのかもなぁ…って想いを馳せられると思います。
イベントスタッフ募集で集まらないのは関係性が出来ていないから
イベントスタッフ募集を出しても人は簡単には集まりません。その理由は関係性を作れていないからです。
そもそも、よく知らない人たちと、よく分からないことをするほどお人好しな人って中々いません。協力というのは『◯◯さんの力になってあげたい』がほとんどの場合、前提にあるので、関係性が作れていないと手伝うと言ってくれる人は少ないのです。
ちなみに次に集まりやすい理由は「面白そうだから」です。これは関係性じゃなくて、目的が重視されている場合ですね。
今年は呼びかけた場所(コミュニティ)での僕の繋がりは薄いものでした。「名前は知ってるけど」みたいなレベルだと呼びかけたとしてもほとんど効果がない。
悲しいかもしれませんが、人には優先順位というものがあり、すべてに関わるわけにはいきません。だからこそ、人との繋がりを継続していくというのは『無関心ではいられなくする』効果が確実にあるんじゃないかなと思うのです。
切れかけた縁を繋ぎなおすのはできるかもしれない
では、今回このイベントが成り立ったポイントはどこだったか?というと、『協力してくれるお母さんの旦那さん』や、『保育園卒園した家庭』でした。
協力してくれるお母さんの旦那は、縁ができている状態から枝が伸びた状態。すでに太い枝が張っている場所からは次の枝が伸びる準備ができているというものです。
「うちの夫も連れていきますよ」
という言葉でしっかり手伝ってくれる家庭は普段からの夫婦としての関係性が強く太くできているんだなと思えました。
また、保育園卒園した家庭は折れていた枝を繋ぎ直した状態とも言えるでしょう。離れてしまっていたけど、キッカケがあればまた戻ってこれる。そういう強い縁が元々できていたのであれば、声をかけたら復活できる可能性があるんだなと思います。
課題があるから出番が増える
今回最後に思ったのは役割に空きがあるというのはピンチです。しかし、他の人の出番にもなり得るチャンスだったなと感じられました。
ここがもし、「埋まっていて問題ありません!」とすべてが順調だったらお母さんが旦那さんを呼ぶことはなかったし、保育園のOBも増えなかったと思います。
でも、『穴』があったから埋めようとする法則が働いたのかもしれません。穴は大きすぎてもダメだけど、身の丈にあったほんのちょっとの背伸びだったら埋められます。
この「頑張れば埋められる!」という希望にも似たピンチは人の主体性を引き出す。敢えてこの『ちょっとの背伸び』をすることはオーガナイザー(主催者)として大事な部分だと感じられました。