茨城県PTA連絡協議会から依頼があり、講演&パネラーとして登壇してきました。
茨城県PTA連絡協議会は茨城県中のPTAの中心になっている組織です。今回の振興大会はその中でも、茨城県だけではなく、全国への呼びかけがあり、100人以上が集まる規模になる大きな舞台でした。
今回のテーマは『コミュニティ・スクールの役割と具体的な活動』です。
コミュニティ・スクールはPTAでもホッとなワード
コミュニティ・スクールを進める上で難しくなるのが既存組織、特にPTAとの棲み分けは重要なトピックとなります。
PTAがうまく行っているならコミュニティ・スクールを進めなくても良いじゃないかという声があるだろうと思ったので、そもそものコミュニティ・スクールは何を目的としているのか?その真の目的とは何か?を具体例をもとにお話させていただきました。
コミュニティ・スクールはPTAの協力が大なり小なり必ずあります。
例えば、僕の支援させていただいている学校ではPTA会長は学校運営協議会に入ったのが2024年からです。コミュニティ・スクールが始まったのが2018年からだったので、実に5年もの間、学校運営協議会には参画していなかったのです。
しかし、参画していなかったからまったく関わりがなかったわけではありません。子どものために連携したり、PTA委員に呼びかけてもらったり、一緒に150周年記念事業を進めたりもしました。
普通であれば学校運営協議会に参画するのが一番と考えている方も多いですが、委員の選出は自由なので、PTA会長は入っていないのに、PTA委員が先に学校運営協議会委員として参画していたんですね。
結局、PTAとしてはどういうスタンスでコミュニティ・スクールに関わるのか?はPTA会長の腕の見せどころとなるでしょう。
講演スタイルで伝えることの難しさ
いつもであればワークショップを行い、実体験を元に協議とは何か?学校運営協議会の雰囲気とは?を考えてもらっていましたが、今回はずっと喋る『講演スタイル』でした。
このスタイルはとても久しぶりで、喋ること自体は簡単なんですが、相手の心に届くかどうか…毎回いつも苦心しています。
特に今回のPTAでは、興味を持ってきている人が2〜3割だろうと思っていたので、興味がない人にどうやって話しを聞いていただくか、寝ないでもらえるかをかなり考えました。
しかし、どれだけ頑張っても、話す側としては「あ、この人は寝ているな」、「興味ないな」という人と、「熱心に聞いてくれているな」という人は分かってしまうもの。
誰に届けるのか、目線をどう配っていくか、内容をどうこだわっていくか…これからも鍛錬が必要だなぁと感じました。
初心者のための研修もお任せください!
さて、コミュニティ・スクールの設置率が全国で半分を超え、当たり前になろうとしています。
しかし、多くの学校では設置しただけで思うような結果が出ていないということもあるでしょう。そういう数多くのハードルは最初にこそたくさんあります。
その壁を超えるためのお手伝いをしていますので、困っている地域・学校があったらぜひお声がけくださいませ。