私が講師として関わらせていただいた、笠間市立岩間第三小学校での学校運営協議会および『コミュニティ・スクール』研修会の様子をまとめました。

岩間第三小学校は、「『実現力の育成』を目標とし、起業家を育てる学校を目指している」という明確なビジョンを持ち、ユニークな取り組みをされている学校です。

今回の研修テーマは「『コミュニティ・スクールの目的』と『意見を元に決定していく方法』」でした。

この記事で私が最もお伝えしたいのは、学校運営協議会の委員(地域の方々)と、学校の先生方が職員研修として一緒に議論に参加された点です。

通常、地域の方だけの参加になりがちですが、協議会の開催に合わせて職員研修を一体化することで、教職員全体で『コミュニティ・スクール』への理解を深め、地域の方と対話する貴重な機会を創出できました。

これは、CSを単なる形式的なものとせず、学校全体で機能させていくために、非常に重要で効率的な工夫であると確信しております。

また、会議で『かなりの確率で起こる悩み』である「熱量の高い人が一方的に話す」という状況にも焦点を当て、短い時間の中でも参加者全員が納得して発言できるようなファシリテーションを試みました。地域の方と教職員、双方から前向きな熱量が感じられ、実りある場になったと感じています。

市全体の研修も大切ですが、学校独自の『困り感』や課題に直接向き合う「学校ごとの研修」の重要性が、今回の経験を通じて改めて明確になりました。

学校と地域が真に連携し、子どもたちの未来を築くための具体的なヒントが満載の記事です。『コミュニティ・スクール』の運営や地域連携にご興味のある方は、ぜひ詳細をまとめた記事をご覧ください。