地域・家庭・学校がともに”歩める”学校づくりを支援していきます
今の教育は、誰のための教育なのでしょうか?
親が子どもにして欲しいことを叶えてあげるのが学校でしょうか?
学力重視で育った子どもは本当に幸せに、自分で自律して生きていけるように育つでしょうか?
今は大学にもそれほど価値がないと言われます。
一つの会社に就職し、とどまり続けることはそこまで多くないと言われます。
そして、会社が生き残るには今の多様化した世界に合わせて、形を変えていかないと生き残れない。
そんな時、学力はほとんど必要ありません。
子どもたちの思考、行動はとてもクリエイティブなもので、これからの日本はその力を抑えるのではなく、伸ばすことが重要になります。
現在の学校は残念ながら、学力を伸ばす学校が多いです。学校の規則や、校則は時代が変わったのに、ほとんど変わっていません。
窮屈だと感じ、ここは自分の居場所ではないかもと感じ、子どもは不登校になっていくし、教職員もなり手が少なくなり、なったとしても辞めてしまう現状があります。
これは必ずしも新型コロナウィルスだけのせいではないのです。
しかし、先生たちだけではこの世界とのズレを感じにくい。
だからこそ、みんなで創り上げる。地域社会みんなで未来を創る。それが子どもを育てるということ。
学校という環境を自ら考え、決断し、様々な成功や、失敗をたくさん経験できる環境に創り変えることが、これからの日本には必要なのです。
家庭・地域の教育”参画”を支援していきます
教育には3つの柱があることをご存知ですか?
1つ目…学校教育
2つ目…社会教育
3つ目…家庭教育
昔はこの3つのバランスが整っていたと言われています。
学校では魅力あふれる立派な大人が生き方を考えさせたり、地域ではたくさんの大人たちと触れ合い、家庭で自分で生きていくために必要なことを教えられた。
しかし、今はどうでしょうか?
いつの間にか学校にやってほしいことを押し付け、家庭は忙しいからと子どもと触れ合うことをやめ、地域との関わりが薄くなってしまっていないでしょうか?
子どもは教科書で育つのではなく、周りの環境や、周りの人たちの生き方に影響されて育っています。
主体的に行動し、いろんな人と対話し、物事を見て考え、自分の世界観を広げていく。
このためには、いろんな人との出会いが必要なのです。
そうした時に学校だけでは世界が狭すぎるのです。
地域・社会全体で、さまざまな家庭との交流があって、はじめて子どもたちは真の学びが得られていくのです。
幸い、今はオンラインでの出会いがあり、以前よりも学びが深くなりました。
しかし、五感すべてを刺激する出会いは欠かせません。いえ、オンラインが広まった今だからこそ、さらに重要になったと言えるでしょう。
「自分の子を大切に思うならば、周りの子も大切に思いなさい」
その子を育ててくれるのは環境です。
学校の先生たちが、周りの大人たちが、学校の子どもたちみんなが支えてくれるという環境を作れて、やっと我が子が一番自分らしく生きられるようになるのです。
その環境を創り、持続させていくのは異動してしまう先生たちではありません。
その地域に住み続ける地域や、家庭が作るのです。
“子供”が安心して居られるように学校の当たり前を再構築します
どうして不登校になるのかを考えたことはありますか?
それは
「ここに戻っても自分の居場所がない」
と思ってしまうからです。
最近は不登校になってしまう子が多いです。
実は私の子どもも不登校ですし、私自身も不登校経験者であり、発達障害を抱えています。
現在は不登校児のためのフリースクールや、発達障害を抱えた子の特別支援学校がどんどん増えています。
選択肢が増えることは良いし、そういう場が一時的に必要なこともあります。
でも、『ずっとそのまま』の居場所で育った子は、本当に社会に溶け込んで生活できるのでしょうか?
他人との関係が難しい…と子どもの時から特別な場所を用意し、小さな社会から切り離してしまって本当に大切なことが学べるのでしょうか?
実はその子の課題だけではなく、その子の周りにも大きな課題があり、その環境を変えていく努力をしなければ、その子の周りも学びを得る瞬間が失われてしまうのです。
そうした時に学校という変えにくい社会構造を変えていく努力をする。
(大人・子どもを含め)その姿を見て、自分が変わっていくことを実感できることで、少しずつ
「自分はいてもいいんだ」
「相手を理解することが大切なんだ」
「諦めなければできるようになるんだ」
と一人ひとりが可能性を伸ばせるようになる。
いろんな人がいていい。ぶつかり合ってもいい。
そして、失敗をしてもいい。
学校は社会の練習の場です。いろんな人がいるからいろんなことが学べる。
私はそんな学校を創る支援をします。
さまざまな組織や、人の間に立てる調整力を育成します
地域・学校・家庭の3つが繋がれば世界は幸せになる。
分かっていてもそれは簡単なことではありません。
なぜかというと、お互いには大きな溝があり、コミュニケーションも不足しているため、摩擦や、すれ違いが起こってしまうからです。
それぞれ頑張っているのに、同じ目的に向かっているのに、なぜかトラブルに発展してしまう。
そのような時に
「クッションのように間に入って、お互いのやりたいことを繋げてくれるようなコーディネーターが欲しかった」
と言うのです。
実際に私が教育委員会と学校でのトラブルを間に入って調整し、解決へと導いた経験があります。
地域・学校・家庭が繋がるためには、このように間に入って調整をしてくれる、高いコミュニケーション能力とマネジメントスキルを持った人間が必要なのだと確信したのです。
「こんな風に思ってたんだ」
「ここは譲れないけど、これだったら良いかも」
「相手も自分も幸せになるにはどうしたら良いだろう?」
と、誰もが相手の気持ちや、考え方を知り、認め合っていくことが何よりも大切で、その先に繋がる世界がある。
私はそんな人々の間に立てる人間の成長を支援していきます。