茨城大学でとあるイベントが行われました。
夢をテーマに行うChangeという発表交流イベントです。
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いや、本当にお二人とも熱い夢を語っていました。
一人はライター。もう一人は教育。
しかし、私はこの二人の発表が全く正反対のものに見えました。
あー、モヤモヤするので書き出します。いいよね、ブログだもの。
大学生で話題になる意識高い系とは
世の中のために!
俺の力で世界を変えてやるぜ!
そんなセリフを吐くような人は“意識高い系”って言われます。
意識高い“系”じゃなくて実際高いんですけどね。
ただ、他の人からすれば「俺には無理」、「私とは違う世界の人」ってなりがちです。
他の人とは違うことをするんだから同じ目線に立てないのは当然ですわな。
ぶっちゃけ言うと大学卒業したって、こういう人はいます。ってか居ないと困ります。この世の中はこういう人たちの夢が実際に実現して成り立っているからです。
夢を語ることは同じなのに全く違う二人
茨城大学ホームスピーカー:外間さん
まずホームスピーカーとして茨城大学代表として登場したのは外間さん。
一言で言うなら「心に触れる文章を作りたい」ってことでした。
いつもぼっちで、人の言うことをすぐ真に受ける、根暗という彼女。
だからこそ、みんなで取り組んだ活動が楽しく感じられ、
「根暗だけど好きなことだったら頑張れる」って言ってました。
しかも、これを等身大の言葉で言ってくれるのです。ノッてくると「◯◯だけどさ、△△なんだよ」って言ってくれたのです。こんな敬語なしの言葉って、普通発表だったら言えない言葉です。
でも、この言葉を使ってくれたから、ちゃんと「来てくれてる人に向けて投げかけてくれてる」と感じられるのです。
まだ何も形になってないかもしれないけど、きっと大きく羽ばたいていくだろうなって感じさせてくれました。
東京大学ゲストスピーカー:綱島さん
東京からはるばる来てくれたのは綱島さんという方。
東大上位 2%に入るほどの持ち主ですが、元々はそんなに頭良くなかったと言ってました。大学生ながら「東大生が運営するワンコ
その理念は「頑張ってる人にちゃんとノウハウを教え、結果をつけさせたい」みたいなこと言ってました(理念長いからちゃんと覚えてない。ごめんね)
大学生って遊ぶ時間多いぜ〜!みたいな友達いっぱい知ってたので彼みたいな能動的に動いている人ってすごいな〜って感じました。
同じ意識高いでも感じることが違う
どちらもすごいな〜って感じたのは同じですが、もっと深い所の感じ方が全く違いました。
ぶっちゃけて言うと共感度です。一つはめちゃめちゃ共感できたのに、もう一つは全然共感できなかったのです。
モヤモヤの原因を探ってみた
ふたりとも頑張っているので、どちらも共感してあげたいところだったのですが……。
東京のゲストスピーカーさんに全然共感できませんでした。もう、典型的な意識高い系って感じです。
まぁ、共感しなかったらそれまでなんですが、何で共感しなかったのかをめっちゃめちゃ考えてみました。
君、誰に向かって話してるの?
彼はいきなりホワイトボードを使い始めました。
理念を書いて、それっきりホワイトボードは使いませんでした。多分、気分がノッちゃったか、説明する時間がなかったのか……。
ただ、話だけで進むもんだから俺は何がなんだかわかりません。
使う単語も
- ロジカルシンキング
- ビジョン
- 使命(ミッション)
- ビジネス
- NPO
とか横文字ばかりなのですよ。
発表の時、ビジョンとかそんなに頻繁に使わないから!良いんだよ、普通に「私の目的は」で!カッコつけなくていい!マジで!
初っ端ロジカルシンキングなんて使うもんだから、「?」です。それ以降はもう頭に入りませんでした^^;
茨城大学の学生に話しているんでしょうが、なんか結局「あぁ、僕とは世界の違う人だ」って意識から抜けられなかったなぁって思います。
ホームスピーカーは、ちゃんと語りかけてくれてました。「あぁ、俺に言ってくれてんのか」って思える言葉でした。不器用だったけどね。それが逆に伝わったんだろうなぁ。
東大上位2%の前も意外と良い成績残してるなぁって。
高校に上がる前、中学校では敵なしみたいなことをポロリと言ってたと思います。「井の中の蛙だったなぁ」とも。
いや〜、そうなんだけど……俺は言っちゃなんだけど学年最下位よ。(記憶消えたからだけど)知識0も良いとこよ。友達もいないし、教室の隅っこどころか、教室からも追い出されるくらい根暗まっしぐらのネクラッタよ。
「普通」になるまでにどれだけ苦労したか……!
なんかすごい人が結局すごいことまたしでかしたみたいな印象が強くて……何で君がその事業をやりたいんだろうって思ったりも。
まぁ、キッカケなんてなんでも良いんだけど、その凄みが伝わってこないんですよ。
なんで君がその事業をやりたいの?ってめちゃめちゃ重要なところです。
「俺のことを嫌いになっても良い」って言っちゃアカンと思う。
「事業をやりたい!それは俺がこんな想いをしたから!」って言えば、絶対共感も生むし、君のことも好きになる。
どうせなら両方好きにしてみせなさいな。
もうね、やりたいこと多すぎて何したいのか分からん
聞いてる側としては整理が出来ないのよ、やりたいこと多すぎて。
しかも全部が彼独自の用語のUnder19とかウルトラ高校生とか。知らんがな。
例えば、その対象の高校生とやらが君の理想のビジョンってやつに達した時になんて言葉を言ってるの?どんな想いを持ててるの?ちっとも分からんかった。
ビジョンはもう変わらないとも言ってたけど、変わるよ、多分。
変わるっていうより「進化する」。
きっと、もっともっと良くなるよ。
君はその時、変わる決断がちゃんと出来るのかな?
君は本当にやりたいの?本当に楽しいの?
怖いとこだわ〜。「楽しい」って言葉が一回も出なかったんですよね。
自分からガンガン発信していこう!これは納得です。でも、自分が楽しくないと本当に辛いよ。
彼は本当に楽しくてやってるのかな?
まとめ
あー、ここまで言っちゃ、「お前もだろ!」とか言われそう。本当に自分でも気をつけなきゃ。
※ディスるの本当に慣れてないので不安になってます。チキンよ、チキン。いつも精一杯背伸びしてんの!
彼の場合、何となく「助けたい」よりも「稼ぎたい」が露骨に見えちゃったからイライラするんだろうなぁ。稼ぐのは大事だけど二の次にしてくれ、ホンマ。
ごめんね、なんだか珍しくディスりまくっちゃった。ただ、それだけ彼には才能があると思う。だってほんっとうに頭良いんだもの。
でも、きっと今、彼は大学生だからめっちゃ大人から利用されてるんだろうなって見えちゃう。
学生って立場は本当に危うくて、会社の薄汚い闇に飲まれると利用されてポイされちゃう。
だからこそ頑張って欲しい。「そんな心配関係ありませんでしたよ!ハハハ!!」って笑って言ってくれるくらいに。