一昨日、T-KNITで オールメンバーミーティングを開きました。

この会はなるべく来れる会員、全員で話して、また新しい未来を切り開いていこうという対話会です。

今回は、全国で活躍する鬼澤慎人さんを呼んで、自分たちが持っている想いを引き出していただきました。

テーマは組織論。良いコミュニティはどうやって出来上がるのか?

そこで、自分が感じたことや、そのセミナーの内容を少し、シェアをしていきます。

違いを出して選ばれる理由をつくる

まず、組織で大事なことっていうのは、違いを出していくことです。

組織というのは作るだけなら、誰でもできます。

でも、これをずっと続けるっていうことは、非常に難しい。

どうしてかっていうと、時間もかかるし、自分の体力も使う、そして、何よりお金というものも使っていく。

そうすると、ただ面白いから、ただ、やりたいからっていうことでやっていってしまうと、「だったら、自分たちだけで楽しんでやればいいじゃないか」って周りからの共感が得られなくなってしまう。

じゃあ、一体どうすればいいのか?

それには違いを出さなきゃいけない。そこにしかないものを求めて、みんなが来る。

それを組織として考えることが大事。

それはNPOだからとか、個人だからとか、株式会社だからとか、どんな組織体形であっても一緒なのです。

価値として選ばれるものを方向性を交差させる

価値はとても難しいけど、みんなで方向性を交差させることが大切だと思いました。

価値は時代と共に変化していくこと知る

これからの時代、どういう風なものが価値として選ばれるのかというと…、価値っていうものは、時代に応じて変化していくものだっていうことです。

昨日まで喜んでもらっていたっていうものが、明日も喜んでもらえるわけではない。

例えば、Amazonっていうのが出てきましたね。

そのAmazonでは、早くて安くて便利が特徴。

そして、全世界で使っていても問題ないというところ。

10年前には、Amazonというのは全然メジャーではありませんでした。

ところが、そのAmazonが出てきてしまったがために、商店街だけでなくて、ショッピングモールっていうものも、 非常に大変な立場に立たされている。

でも、それはただの事実。その事実からどうやって、今、私たちがやっているサービスっていうが、価値だと思ってもらえるかっていうところが非常に大切なことなのです。

一人ひとりの方向性を合わせる瞬間を作る

今、最大の価値を作るには一人ひとりの方向性を合わせる瞬間を作ることが大切だなと思うわけです。

1人でできる価値と、みんなでできる価値は全然質が違うということです。

自分だけで何か価値を生み出そうとする力。

これは個人としてやるので、早くできるけど、早くできる代わりに遠くまではいけないし、大きな成果を残すことはできない。

でも、逆に組織だったら大きな成果が期待できる。

ただ、組織でやる場合は1人1人がそこが大切だよね、そこやりたいよねって思っていなければ、力が出ない、助けようとも思わない、自分には関係ないっていうふうに思ってしまう。

組織を作れば、確かにみんなでやるから、大きな力にはなるけど、 全員の気持ちを統一していく、そして、お互いを知っていくっていうことが 非常に大変です。

でも、そこが1番大切なところなんだろうなっていうところを感じます。

良い組織は個が輝くような人間関係を作っている

そうした時に、その組織で一体どのような人間関係を作ればいいのかっていうと、「○○をやってくれ」って指示するのではなく、

「あなたに○○を頼みたいんだけど、できる?」っていう形で、その人を信じて任せる。

そのようにしてどうなるかというと、その人自身が自分で考えて進んでいく…、

つまり、1人1人がリーダーシップを発揮して、価値を生み出していくっていうところが非常に重要ということです。

リーダーが引っ張ってくれるから、誰かが何かをやってくれるからって思っていると、そのリーダーが何かを考えなければ、 動けないとなってしまいます。

なんとなく、この考え方は学校や、企業でも多く見られる現象です。

ただ、その人任せになると、愚痴も多くなり、自分が物事に振り回されている感覚が強くなってきます。

だから、そのリーダーが動けないんであれば、自分がまずやっていこう!自分たちが世界を変えていこう!と、自分を奮い立たせて行動する。

それこそが「リーダーシップ」と呼ばれる力です。

そうやって、それぞれが関連し合って、それぞれが新しい価値を作っていく。

自分で枠を壊して、そして新しい価値を生み出していく。

こうして、主体的な組織として変わっていくんだろうなっていうことを感じています。

これからのT-KNITの取り組み

僕は、関わってくれているメンバーが主体的に動いてくれるように、自分でコミュニティを作ってきました。

でも、たまにこの人がなんとかしてくれる、なんとかやってくれるっていう 考え方を持っているんじゃないかって思う時もあります。

でも、それを作り、感じてしまうのも僕の一面が作っている世界。

そもそも人っていうのは違う生き物であり、違う生き物だからこそ、必ず同じところにずっと向かっていかなければいけないのかというと、そういうわけでもない。

そんな違いがある人間たちが集まって、 みんなでなんとなく同じような方向を向いて、歩いている。

時間のかけ方も歩くペースもみんな違うけども、1つの塊となって動いているっていうのは、そもそも僕が作りたかった世界だろうと思うのです。

そうすると、これは、そもそも在ることが幸せなんじゃないかなと、最終的には感じました。

「維持してくれてありがとう」とか、「コミュニティを作ってくれてありがとう」とか言葉をいただきます。

でも、 作ったのは僕だとしても、そのコミュニティを維持してくれているのは、僕だけの力で成り立ってるわけではなかった。

いろんな人たちがいて、 いろんな状況があって、そんな中でもみんな一緒になって、こんなことをやろうよ。あんなことやろうよって言って、できる限りで助け合っている。

そういう状態ができていることが、そもそもありがたいことなのではないか?ということが、 今回のセミナーの僕の気づきでした。

その上でもっと欲を言うなら、 みんなもっと仲良くなって、友達をどんどん増やしてほしいし、みんなで協力して、何か一緒にやりたい、みんなで目的に向かっていきたいと、そういうふうに僕は思いました。

それを強要せず、できる人ができる時にできることをやる。

それを大切にするコミュニティでありたいなと。

その上で僕は何ができるのかって考えた時に、もっと僕がみんなと話をすることが大切かなと。

何を考えていて、今どんな状況で、何だったらできるか、どんなことをやってみたいか?っていうことを、もっとよく知るっていうことが非常に大切なんじゃないかなって思いました。


今回のセミナーは本当にいろんな気づきがあったんですが、

僕はこのティニットというものをメンバーはめちゃめちゃ仲良くて、 1番幸せなコミュニティにしたいなって

そんなことを思う。今日この頃でした。

駄文でダラダラ書いたけど、お読みいただきありがとうございます。