NPO法人 教員支援ネットワークT-KNITの正会員メンバーと昼間から銭湯に行きました。

「一生懸命やりすぎて、疲れたから行こう」

「こんな平日の真っ昼間から風呂に誘っていける友達はソルティーくらいしかいないよ」

まぁ、そんな感じで誘ってくれたので、銭湯好きな僕は言われるがまま、ホイホイ着いていきました。

何かあるだろうなと思ってたんですが、やっぱり教員支援のコミュニティのことでのお話。

簡単に言うと

「覚悟を持って旗を降って欲しい」

ということでした。

ただ、集まって遊んでいる状況

僕のコミュニティはアクティブ率が異常に高い。

40〜50%が動き、30%ほどが控えのような状態で、メンバーは他のオンラインコミュニティに比べて少ないが、毎日のように何かしら投稿がある。

これはオンラインコミュニティとしては異常な状態で、活発な活動をしていると思う。

単純にそれは『遊んでいる』からだと思う。

楽しいから集まり、

楽しいからアイディアが生まれ、

楽しいから新しいことをやりたくなる。

学校でいうと、部活のようなものだが、部活が盛り上がっているというような状態だ。

しかし、ここで大きな課題が出てきている。

そう、『メイン』となる活動だ。

いろんなチームがあるのだが、それはあくまでも『サブ』だ。

僕は今までの考え方だとメインの軸を『コミュニティメンバーのやりたいことを支える』ということを軸にしていたと思う。

それはとても良いことだけど、それは自分の軸がないとも言える。

やりたいことを誰かにお任せしてしまっている。

学校なのに授業がまったく行われていないみたいな状態なのだ。

それは今、楽しんでいるメンバーには申し訳ないかもしれないが、「遊んでいるだけ」に見えてしまうメンバーも居て当然なのだ。

「日本の教育界を洗濯したい!」という心に強く惹かれ

「幸せな先生を増やし、子供への幸せの循環を創る」ということをやりたい。

そう思って集まっているメンバーの中に

「改革の実践が見当たらない」というのも当然なのだろう。

『動』を創る

アソシアの面々は学校と地域の人がそれぞれ半々くらいずついる。

メンバーが望んでいることは

「学校に伝えたいことがある」

「学校をより良い方向に変えて、子どもたちに真の幸せを届けたい」

この2つである。

メンバーがFacebookでこんな投稿をしていた。

120名の教職員のみあんさまにペップトークを語らせていただきました!

とても緊張したが、楽しそうな感じである。

望んでいたことが実現した!そんな印象を持った。

緊張というのは「うまくやりたい!成功させたい!」の裏返しでもある。

それだけ思い入れがあった研修だったのだろう。

このように繋がりたいと思っている地域の人、

つながって欲しいと思っている外部の人は多い。

しかし、Edcamp Forumの対話から分かるのは「個人では安心して、信用して受け取ることができない」とも聞いた。

だからこそ、NPO法人としての強みがここにあるのだ。

僕の専門はコミュニティ・スクールだ。

地域と学校を繋げる勉強はとことんやってきた。

そのノウハウを実践し、地域も学校も理想の学校を公教育で創ることができれば、わざわざ自分で理想の学校を頑張って創る必要すらない。

理想の学校は創ることができても運営・継続がとても難しいのだ。

だからこそ、公教育で理想の学校を作りを実践する価値が多いにあるし、それをやりたいと6年も前から言ってきた。

かなり難しくて、少しずつしか動かせないもの、非常に凝り固まっていたが、それがやっと芽を出し始めたのだ。

それをメンバーの中から教えられた。

静があるから動がある。動だけにしてはいけない

これからのティーチャーズアソシアのメインはこの2つになるだろうと思う。

①真のコミュニティ・スクール(地域と共に創る理想の学校)の実現

②学校へ教育の手助けをしたいと思っている方の導線づくりと出番づくり、そして安心・安全のプラットフォームの構築

この2つのノウハウを体系化できれば、各地域で再現性のある最高のコミュニティが創られる。

このコミュニティを広げて、繋げて、編み込むようにしていくのが僕たち教員支援ネットワーク T-KNITの役目なのだろう。

しかし、人はこれだけでは疲れる。

静があるから動が生まれる。

先に動を作ってはならない。動だけになるといつしか休むことを忘れてしまう。

だから静(楽しんだり、休んだりできる安心・安全の場の形成)はとても重要だったのだろう。

これを一張一弛という。

弦を強く張ったり、ゆるめたりすること。転じて、人に厳しく接したり、やさしく接したりすること。政治家・上司、また教育者の心得で、時には厳格に、時には寛大に程よく人に接するべきことをいう。

一張一弛は僕の理想の学校の礎になっている、水戸市、弘道館の考え方だ。

張り詰めるだけではなく、緩める場所を創る。

今度は張り詰める時を作る。

これが今後一年の大事な仕事になるのだ。

「あなたならできる!みんなの夢を叶えられるのはソルティーしかいない!俺たちならできる!俺たちは夢を叶える姿が見てーんスよ!」

なんて言ってくれる仲間に感謝。

明日からまた気合を入れよう。

僕たちはもう未来を変える一歩手前にいる。あとは扉を開けるだけだ。