国民的な病気にもなってきている。それが「うつ」です。
この病気の厄介なところは周りの理解がなかなか得られないということです。周りからすれば「単にサボっているだけじゃないの?」と思ってしまったりするのです。
かく言う私も うつ になったことがあります。比較的軽度だったものの、完治には2年ほどかかりました。
そこで私が うつ という病気を克服した際に行った7つの法則をお教えします。少しでもうつに悩んでいる方の心の負担を減らすために。うつという病気と戦っている人を応援するために私が持っている知識を少しでも役に立ててもらえたらと思います。

■うつ病の主な原因は海馬がダメージを受けていること。

塞ぎこむ
どうにもやる気が出ない。生きる気力が湧かない。食べる気力がない、むしろ動く気もない。この症状が大体2週間くらい続くと「うつ病」と診断されます。
例えば同じ「寝てしまう」という行為をとっても、「毎日寝て過ごしたい!」と考えるのは単なる怠けですが、「毎日動こうとするのに身体がどうにも動きにくい。考えていると眠くなってくる。寝ずにはいられない。」こんな場合は要注意です。
原因はどこでもストレス、ストレスと言われていますが、ストレスはあくまでも間接的な原因です。ストレスによって生じるのはセロトニンの減少とも言われていますが、セロトニンは脳が幸せを感じるか否かの物質です。うつ病の回復には関係ありますが、うつ病の原因ではありません。

海馬のダメージがうつ病の原因

本当は海馬がダメージを受けたことによってうつ病になると言われています。
魚も脳を持つ生き物で、うつ病になることが知られています。脳が敵だと認識する対象がいると強いストレスを受けたことによって扁桃体(へんとうたい)が「危ない!」とコルチゾールという物質を出します。これによって危険、危ない!と認識できる訳です。つまりこれは正常な反応で、この反応のおかげで危険を回避できるのです。
しかし、人間社会のように強いストレスを与える存在(例えば嫌いな上司)が常にいると、常にコルチゾールが分泌されてしまい、この物質によって海馬がダメージを受けます。しかも人間社会は生半可な気持ちでは逃げることができません。家に帰っても嫌いな上司の顔を浮かべてしまったりすると、対象が居ないにも関わらずコルチゾールが分泌され、明日がどんどん憂鬱(ゆううつ)になっていきます。
これは魚も同様で、同じ水槽の中に天敵を入れておくだけで(実際には襲えない状態でも)魚も うつ にかかります。
海馬がダメージを受けると「考えること」、「記憶」に関する能力に障がいが出ます。これによってボーッとしてしまったりするのでしょう。

■うつになっても、周りが変化に気付かないことも多い

うつ病の厄介なところは、真面目な人間ほどなりやすいのです。生真面目で責任感があり、深く考えたり、失敗をしっかり反省するタイプ。社会人の鏡とも言うべき人間はそれだけ悩みを抱え込みやすく、打ち明けることを良しとしません。
そのため、周りは気付きません。むしろ本人がそれを気付かせません。気付かせること自体が恥ずかしいと感じていたりするからです。私もそんな人間の1人でした。
残念ながら特定の1人の上司は うつ になった私に対して冷たく当たりました。

  • 気合が足りない
  • 社会人としての自覚が足りない
  • ここにいる全員に迷惑をかけている

とうつ病になったと知っていてもこのような言葉を発しました。
それだけうつ病が世の中に浸透しておらず、いわゆる(労働基準法違反もしていたので)ブラック企業であるとは認めたくなかったのかもしれません。
※今では社会的に認知されてきており、ある程度改善が見られます。

命の危険を知らせるシグナルを見逃さないように

もちろん、私もその頃は生真面目に確かにそうかもしれないと受け入れてしまいました。会社に行くことを考えると足どころか指も動かしたくないほどの脱力感に襲われました。それを「気合」「責任」の二言で突き動かしました。
その結果がうつ病の重症化です。
うつ病になったということは脳が「命の危険を知らせるシグナルを発している」と思ってください。そのため、何となく自分で原因が分かっているのならばどんな手を使っても逃げてください。
例えば刃物を持った強盗犯が急に家に入ってきたら逃げない人はいませんよね?誰でも全力で逃げます。脳はこの危険だ!と思うシグナルを出し続けています。絶対に無視せずに何かしらの逃げるアクションを取るべきなのです。
早めにこのアクションを行うほど、後の回復までの時間が早くなります。私は半年放置したが為に、回復まで2年かかってしまいました。
特に家族に言いたいのですが、周りがこのような症状に気付いたならば絶対に無視せずに助ける手助けをしてください。一人暮らしをしている場合はたまには電話をかけたりして様子を確認したり、実際に会って確認(←電話じゃ分からないことも多いので非常に大事)してみましょう。