一つ報告があります。
この間、無事に契約が済みました。
文部科学省が主催する『地域とともにある学校づくり推進フォーラム』をNPO法人 教員支援ネットワーク T-KNITとして事業を受託しました。
地域とともにある学校づくり、今回は年3回…兵庫、大分、東京を予定しています。
僕たちは大分、東京からガッツリ関わらせていただく予定です。(兵庫は文部科学省さんが準備してくれたのですが、僕たちは事務とか、当日のお手伝いをしているので、近くの人は来てね(笑))
地域とともにある学校づくり推進フォーラムはなぜ必要か?
僕としては地域とともにある学校づくり…、まぁ、コミュニティ・スクールのことですが、これがすごく大切だと思っています。
なぜかというと、多くの場所で『ボランティア活用』だと勘違いしているからです。
地域とともにある学校づくりはボランティア活用ではなく、『学校改革』です。
今、まさに学校の意義が問い質されています。
その時に学校だけで決めない。地域と一緒に最も大切な『何のために?』を定義し、今までのやり方を「これで良いのかな?」と見直し続けていってほしい。
そんな願いが込められています。
それは文科省ではなく、その学校や、地域に住む人たちが行うことです。なぜなら、地域ごとに特色や、育てたい人材、そして課題が違うからです。
ここと向き合っていくことがコミュニティ・スクールの本質です。
もちろん、僕もこの本質的なコミュニティ・スクールにすることが大切だと思い広めています。
単なるボランティア活用事例で終わらせない
だいたい発表会というものは「うちはすごいでしょう!!」と言いたがるので、コミュニティ・スクールの事例発表ではそれだけにはしないということです。
多くのコミュニティ・スクールの事例や、本では「うちはすごい!」と言い切って終わってしまって、役に立たないことがあります。
すごいのは分かるのです。でも、それを自慢で終わらせてしまうと、他の参考にはなっても導入ができない。
「まぁ、あそこは○○だからできたんだよ」と言われてしまっては元も子もない。
どうやって実現してきたか?という具体案や、失敗経験こそが多くの人が見たいところだなと思っています。
もちろん、担当の教育委員会の意向が一番強いとは思いますが…
僕的にはもっと根本的に何をどうしてこうなったという、『なぜ?』『どうやって?』の部分を伝えるためのフォーラムにしたいなと考えています。
自慢発表会ではなく、みんながより良い学校教育・社会教育を実現し、子どもたちが大人になるのが楽しみになる。そんな日本教育共同体みたいな感じが作れたら最高だよなって思うのです。
そんな風なフォーラムになるように頑張らせていただきます!