今日は気になる投稿がFacebookで流れてきたので、ついシェアをしてしまいました。
認定NPO法人カタリバの設立者であり、代表理事の今村久美さんの投稿です。
政治家の上月さんの言葉を速記でまとめたものです。
NPO等はボランティアの人たちと位置付けられているようにおもいますがそれは違います。行政が本来やらなければいけないことの一部を担ってくれている重要なプレイヤーなんです。NPO職員の給与水準の問題は新しい資本主義の中核的な問題です。
政府の制度設計の際に自治体、そして社協までは視野に入っていますが、その外側で働いてくれているNPO等については、あくまで助けてもらってる、くらいの位置づけなんだと思うんです。そうじゃないんですよ。
この人たちがいなくなったら、社協とか自治体がやらなければいけない仕事をしていると知るべきです。NPO等への委託は単年契約になっていることが多いですが致命的な制度的欠陥です。
理解しなければいけないのは、困っている人とつながるのは、一年や二年ではできないんだということ。何年もホームレスの人の家に通ってやっと入れてもらえる、車でじっと外で待っていて引きこもりの子どもとやっと会える。こんなこと行政にできますか?
理論的にNPOの人たちは入ってもらわなければできないことだらけなんですよ。
困っている方と、自治体と、社協との間に、NPOの人たちに入ってもらわなければいけない。その位置づけを、しっかりしないといけない。
新しい資本主義の考え方の中で、新しい自治体像として、もちろんグラデーションはありますし、NPOの人たちにだっていろんな成熟段階の人たちがいますし、活動実績もいろいろですけど、全部一律にはいかないかもしれないけど、自治体もこの分野にもっと踏み込まなければいけない。
位置づけとして、こういった仕事をするときには、こういう人たちの存在が必要なんだ、課題解決の構造の一部なんだと理解しないといけない。
これはまさにNPO法人で抱える課題そのものだと思っています。
そこで僕はこんな内容を書いたりしました。
シェアせざるを得ない気がしました。
僕がこの教員支援なるNPOを立ち上げたのはもう4年も前になります。
ボランティアを含めると10年になります。
なんでこんなことをやっているか?というと、自分の人生の軸に当てはまってたということもありますが、『こんなに求めている世界があるのに、誰もやっていない仕事だった』からです。
※今はだいぶ増えてきました。やっと世界に届くようになってきた感が少しあります。
正直いろんなこと言われますし、軸がブレてるとも言われますし、まだまだ自分の未熟さを感じる場面もたくさんあります。
でも、それでも諦めない理由がある。
そして、それには『稼ぐ』や、『助けて欲しい人からお金をもらう』では助けられない世界がある。
だからNPO法人にしました。
NPOでなければ助けられない人がいる。
社会貢献が先に来ないと全員が良くなるシステムが作れない。
その中で『どう継続するための資金を確保』するか?はとても苦しい課題です。
そして、今いる正会員のメンバー(特に理事とか)にはお金を払えるなら払いたいとも思っています。
でも、払う金がないから…と相手の同意を得て活動してもらっている背景があります。
『成長があるから』『楽しいから』と言ってくれる人もいます。
でも、ずっとはできない。
成長がある、楽しい、それがずっと続く。
そういう仕組みは非常に難しい。
だから、こういう考えの政治があるならありがたいことだと思うし、僕たちも今の活動を大事にしたいとさらに思えるかなと思います。
みんなで幸せになるってカンタンじゃないけど、幸せになろうとすることはできる。
政治もその道を歩んでくれるととてもありがたいと感じます。
こんなことを書きました。
お金をもらうというのは想いに賛同する同士がメインになります。
コツコツコツコツ…地道な活動を理解してくれて、意味がないだろなんて言われながらも信じて前に進む。
本当に賛助会員というのは貴重な存在で大事にしなければいけないなと思います。
そして、そういう想いを大切にする人たちを集めるために何ができるのか?
本当に考えさせる投稿でした。