このマクロスのようなタイトルは何?みたいと思っている方もいらっしゃると思いますが、ティーチャーズアソシアの会員さんが書いてくれたコラムが胸に響いたのです。
2年前に行ったワークでとても考えさせれるコトに出会いました。コミュニケーションについて考えてもらいたいと思っていた私は,当たっても痛くないボールを用意し2人一組でこちらの指示のもと色々なキャッチボールをしてもらいました。
一通りやってもらったあと,どれが一番嫌だったかを生徒に手を挙げてもらいます。私の予想だと「相手からボールをぶつけられるのが一番嫌だ」と答える生徒が一番多くなると思っていました。
これには一応意図があり,「相手が嫌がるような言葉をぶつけるのは良くないことだよね,だから皆さん言葉には気をつけようね」と繋げていこうと思っていたのです。
では,実際の意見はどれが一番多かったでしょうか。予想をしていなかった「投げたボールを無視して取ってくれない」が一番多い意見となりました。
キャッチボールのワークの次の授業で,コミュニケーションに対する生徒の考えを知りたくなった私は,アンケート機能を使った対話的な授業を実施しました。スマホとGoogleフォームを使ってリアルタイムに回答をモニターに写しながら,回答に対する私の考えを生徒に伝えるという形で。
そこで導き出された結論は,コミュニケーションが得意だと思っている生徒も,苦手と感じている生徒も両方とも「笑顔で頷いて聞いてくれればそれでいい」というものでした。
こんな簡単なことでコミュニケーションはうまく回るんだなということを生徒に教えられました。逆を言えばこんな簡単なことが,実は難しいのかもしれませんね。
リアル上の付き合いでも難しいな〜って思うコミュニケーションですが、昨今ではオンラインのみでの付き合いも急増しています。
ティーチャーズアソシアも例に漏れずオンラインのみです。
僕が個人的に一番このコミュニティで気をつけているのはここだったので、今日はそのあたりを深く掘り下げていきます。
好きの反対は無関心
よく言われることかもしれないですが、知らない人もいると思って前提を書いておきます。
まず、好きの反対は無関心です。
異論は認めない(笑)
さきほどのキャッチボールの話もそうですが、無関心、無反応ほど辛いものはないです。
投げたボールをまずそもそも受け取ってくれない。気づいてもくれない。
これは自分がその世界からズレたところにいるのではないか?とか、自分自身に価値がないんじゃないか?と無意識に刷り込まれてしまうのです。
子どもを見ていても明らかです。
泣いている時、怒っている時、無反応をし続けるとどんどん声が大きくなり、涙の大洪水が生まれます。
「違うでしょ!」って怒った場合よりもひどい状況になるのが無関心・無反応です。
LINEの既読スルーも同じです。
人は否定されても良いから、反応が欲しい!って心の奥底では願っているのです。
オンライン上だと状況や、表情が読めないからこそ反応が大事
これが実はオンラインだともっと大事な話になってきます。
コミュニケーションは言語を使うバーバルコミュニケーションと、非言語のノンバーバルコミュニケーションがあります。
その中で、ノンバーバルコミュニケーションが非常に重要と言われていて、日本人は特にこのノンバーバルコミュニケーションの知覚能力が高いと個人的に思っています。
オフラインの場合、部屋の空気、人の表情、現在の状況、肌の触れ合いなどなど、言葉以外に多くの情報が加味されて言葉を受け取っています。
しかし、オンラインの場合はどうでしょ?
オンラインはこのようになります。
メールや、チャットはほぼありませんよね。
相手がどんな状況か、怒っているのか?喜んでいるのか?の情報がないので、文章が間違った解釈で伝わることは非常に多いと思っています。
なので、僕は絵文字やリアクションなどで自分の気持ちを伝えることを高校生の頃から大切にしていました。
誰に教わったわけでもないけど、その辺りのコミュニケーション方法が今後、めっちゃくちゃ大事になってくると思うのです。
Slackの投稿も
嬉❶リアクションもコメントもガンガン入った時
↑❷コメントだけガンガン入った時、
↓❸リアクションだけがガンガン入った時、
寂❹全く何も反応がない
の順序で寂しさが出てきます。
オンラインは相手の状況も表情も分からないから、疑心暗鬼に苛まれたりしちゃうんですね。
だから僕はリアクションをガンガン使って、そして反応をなるべく返すようにしています。
これは何もティーチャーズアソシアだけに限った話じゃなくて、どこのコミュニティでも同じことをしています。
↑こんなことをやるだけで「めっちゃ重要なポジションの人」って認識されることがあります(笑)
オンラインを怖がらない。むしろもっと人間的に付き合おう
無関心・無反応という反応の仕方は、自分自身で気をつけられる部分です。
自分がされて嫌なことをしない。
投稿をした時、反応がなかったら悲しいですよね。
それは相手だって同じなのです。
オンラインだからこそ、もっと人間的に深く深く、機械的な文章じゃなくて、素直で心に染み入る言葉のキャッチボールを楽しみたい。
そういう風に思った今日この頃なのでした。
ちなみにティーチャーズアソシアでは、ネットでのコミュニケーションをある程度、気を遣ってやれている感があります。(もちろんまだまだ改善は必要できるとは思いますがw)
それはリアクションスタンプのおかげかな〜。