いや、まさにタイトル通りなのだが、マジでびっくりしている。
コミュニティ・スペースを開いていると、学校帰りの子どもたちが集まってくる。
まぁ、大体は次男の友達だ。
次男は長男と違って、めちゃくちゃ愛嬌があり、社交的だ。
※ただ、おつむはよわい(笑)
そして、そのおつむの弱い次男がなんとDiscordを始めたというのだ。
「Discord(ディスコード)」はゲーマー向けのボイスチャット用ソフトウェアです。
ゲーマー向けという触れ込みではあるものの、多機能で動作が軽快、さらに無料で利用可能ということもあり、ゲーマーはもちろんゲーム目的以外での利用もされています。
「え、今の小学生ってDiscordが普通なの?」
めちゃくちゃビックリした。そんなLINEみたいな感覚でDiscordを誘っているだなんて夢にも思ってなかった。
今回はそのびっくりした衝撃をちょっと書き記していこうと思う。
Discordでやり取り(小学生)
Discordはゲーム用のチャットコミュニケーションツール。
まぁ、Slackと似たようなもので、個人にDMを送ったり、部屋(チャンネル)を作ったりできる。
そして、そのDiscord上でいろんなアプリ(主にゲーム)が動かせたり、ラジオを起動して、一緒にゲームを楽しんだりできる。
⬆これは話題別にするのにも便利で、たとえばいろんなゲームごとの攻略情報の部屋を作って会話を楽しんだりできるのだ。画像は拝借した。すまない。怒られたら消すw
っていうか、これは大人の話じゃありません。
小学生です。小学6年生です。
しかも、ちょっと発達障害グレー(ADHD)の子でおつむが弱い子の話です。
そんな子がDiscordをやる?できるの?って思ったのだが、まったく何のことはなく普通に友達と楽しんでいるじゃないか。
うちの長男もDiscordをやっていたが、それも小学生5年生からだった。
デジタル・ネイティブ世代はやることなすことが早すぎて、びっくり(笑)
通知が多いとかそんなこと言ってる場合じゃない
スルースキル高い
こういうチャットコミュニケーションツールを使うと必ず出てくるのが【通知】のジェネレーションギャップ。
「通知が多いからどこを見たらいいか分からない」
という話だ。
言っていることは分かる。
何しろ、LINEのグループが複数個同時に立ち上がっているようなもので、あっちの話題、こっちの話題と振り回されることになる。
しかも、いろんな無料ツールを駆使するので、Discordや、Slackというチャットツールだけ見ていれば良いというわけではない。
しかし、小学生たちでさえこんなことは簡単にやってのけてしまう。
むしろ通知が来ていても意に介していない。
文字状のラジオみたいなもので、通知を楽しんでいる。
長男のDiscordを覗かせてもらったが、なんと1分間に通知が5件くらい入っていた。
1分に5件。1時間に300通知。それを8時間やっていたら2400通知だ。
明らかに頭おかしい。
たぶん、全部見ようなんてハナから思っていない。
子どもたちは自分の目的に沿った情報かどうかを判断する思考が異様なまでに発達し、スルースキルが非常にレベル高いのだ。
だから目的のない会話や、行動はまったく見ていないし、聞いていない。
これが日常なんだから、これは学校でも同じなのだろう。
Discordや、Slackなんて単語知ってる先生は何人いる?
ここで心配なのが、
「うちの子がDiscordをやっていて、トラブルに巻き込まれて…」なんて話をして教員の何人がDiscordを知っているだろうか?
そもそもDiscordだけじゃなくて、ビジネスツールのSlackですら使いこなせない先生がたくさんいる。
しかし、小学生はDiscordでさえも圧倒的速度で習得し、どんどんデジタル格差(デジタル・ディバイドって言います)を急速に広げている。
もうどちらが教わる側か分からない。
小学生に先生たちが教えてもらうなんて普通に起こり得る現象であろう。
そうした時、「デジタルが苦手」なんて言葉はそろそろ通用しなくなってきそうだ。
元来、デジタルツールは自分の幅を広げる拡張器だ。
デジタルが全てではないが、このデジタルを上手に使いこなすことで、たくさんの不可能が可能になる。
その便利さは「使って慣れない限り分からない」と思う。
苦手だから…ではなく、苦手だからこそデジタルに触れて欲しいと思ったりする今日このごろだ。