ソルティーさんって嫌いになる人いるの?

こんな質問をよくいただきます。

もちろんあります。

でも、ほとんどの場合、苦手だなって思っていても、嫌いだなって思う人がいても、誠意を尽くしていくことは変わらないよなって思うのです。

嫌だなって思う人は僕の中のフィルター(価値観)を通してみています。

ある一部の出来事でしか、その人を見れていないのです。

でも、その人は今まで生きてきています。

そして、周りの人間と仕事をしています。家族を持っていることもあるし、子どもがいる時もあるのです。

そうして、僕が見ているのは「ある特定の事象のみで起こること」だったりして、その人の全体像を見たわけではない。

だとしたら、どうしても「許せない!」って思うことがあったとしても、「いや、待てよ」とその人全体を見ることをやめないように気をつけているのです。

木を見て、森を見ず…という言葉があります。

その人の全体を知らなければ、その人を本当に知ったことにはなりません。

だからこそ、僕は嫌いな人であっても誠意を尽くそうとします。

また、どんなに嫌われていても、心だけはオープンにして、いつでも元に戻れるよって気持ちでいるのです。

なぜかというと、人の気持ちは変わるからです。そして、成長するからです。

ある時は「あぁ、この人はダメだ!」って思うことがあっても、何ヶ月かしたら…何年かしたらまた変わるかもしれない。

そうやって付き合って、ダメだと思った人とも、また仲良く過ごしたり、応援しあうような仲に戻ったことが何度もあります。

一番僕が嫌だなと思う関係は、相手を嫌いになったら二度とその人とは相容れない!許せない!近づかないで欲しい!!って思って、ギスギスしたままの関係で居続けてしまうこと。

そのような関係を持っていると、相手ではなく、自分の心の中にどす黒い気持ちが湧き出てきて、辛くなってきます。

相手を許すということは、自分自身を許すということでもあるのかなと思うのです。

そして、怒りを切り離して、許すことで、まず自分の心が穏やかになっていくことを感じられて、結果的にうまくいく。

そんなこともたくさんあります。

だから、苦手だ、もう許せないということがあったとしても、時間を置いて、自分の中の改善点を見出し、許す。

そういう付き合い方をしていると、自然と敵がいなくなってきます。

何言ってんだって思う方もいると思うのですが、実際にそうやって生きてきて、今の自分がここに立てているんだなぁって思う今日このごろです。