学校ってごく当たり前に存在していますが、学校ってそもそも何なのでしょうか?
学校は建物があったら学校になる?
でも、その場合、廃校になったところを使っている事業者がいたら学校とは呼ばないですよね…。
学校は先生と子供が揃っていたら学校になる?
でも、その場合、教える人がいて教わる人がいたら学校になっちゃいますよね。塾との違いは何?ってなりますね。
そんな学校の定義について僕の個人的な考えをシェアします。
学校とはグランドデザインのことである
学校として大切なのは存在する目的
学校にはグランドデザインってものがあります。
教育目標とか目指す理想像とかいろいろ書いてありますね。
僕は学校とはグランドデザインそのものだと思うのです。
もっと言うと教育目的のことかな。
ここないがしろにしている先生が非常に多いと思います。
むしろ、グランドデザインの教育目標を言えない先生もいらっしゃるかもしれません。(それはその先生一人の問題ではなく、チームの問題ですけど)
でも、そのほとんどが適当に書いてあったりするんです。
いや、適当というわけではないかな。
どの学校も同じに見えるという表現のほうが正しいですね。
どんな子供を育てたいか!?ということで世界は揺れ始めているというのに、どこに行っても同じ、どこに行っても変わらない教育が受けられる。
ある意味、利点なんですが特色のある学校とは呼べません。
どこでも良いよ。近くて、安ければみたいな。
すき家さんや、松屋さんじゃあるまいし、それでは学校の良さが際立ちません。
理想像は近くても手段はそれぞれ違っていい
理想とする児童像はある程度近くなっていきます。それはしょうがないです。
でも、その上で『どこに力を入れて』『どんな風に』『どのくらい』というのが他の学校との違いが生み出されるところです。
いろんな学校を見ていますが、力を入れよう!って思っていることが多すぎて、何の強みにもなっていないことは多いです。
力を入れるんだから、絞るのです。学校ならではの魅力を作っていくのです。
グランドデザインは地域と共に作る
グランドデザインは学校だけでは作れません。
なぜかというと、教育とは知識の学問であるという見識が強いからです。知識の学問ももちろん大切ですが、その知識を活かす心の学問はもっと大切です。
だからこそ、いろんな人と触れ合い、体験し、対話する中で『今やっている勉強はこのために活かしたい』『こういう生き方をしたい』
そんな風になるのかなと。そのためには地域の力や、考え方が非常に大切です。
だからこそ、今、地域の人たちが求めている人材を地域と一緒に作ることが学校にとって大切なことなのです。
この考えは特色ある学校づくりをしたいならグランドデザインを地域と一緒に考えようでも言っています。
https://salty.style/featureschool/
これからはオンライン化が急速に進み、20年後くらいには『近い』という魅力はなくなり、いろんな学校が出てくるかもしれない。
その時に備え、学校の魅力を作り出していくことが大切でしょう。
学校にいる一人ひとりが起業家マインドを持つ
学校経営には起業家精神を持つことが大切
僕のようなフリーランスも同じです。
経営理念をもとに事業を決定します。
つまり経営理念がまったくないとか、軸がない人は事業が適当です。
そもそも存続困難になっているハズです。
それは存在意義そのものがないからです。
だからフリーランスの場合、経営理念を考えます。
僕が話す時、口酸っぱく言う言葉!
誰のために何のためになぜ(自分が)!
これとまったく同じことを学校に求めるのは酷かもしれないですが、これからの学校経営にはこのような起業家マインドが必須です。
子供が少なくなっているので、学校はこれから選ばれる時代に変わっていくハズです。
その選ばれるための差別化ができていない学校は次第に淘汰されます。
しょうがないよ、だって子供が少ないんだもん。
いきなり7歳が増えるかって行ったって、人間は必ず0歳からスタートするわけで…、統計的にそうなってしまうんです。
教員一人ひとりに軸を持つ
でも、逆に考えればシンプルです。
自分が食いっぱぐれないように自分の強みを分析して、授業を行う。
それは必ず子供のためになります。
より質の高い授業に必ずつながります。
だから教員一人ひとりにも自分の軸を持つことが大事だと思っています。
仕事はただ、振られただけのことをしていれば良いということではありません。
それは作業と言います。
そういった作業はロボットが行う時代になります。
自分がやらなければいけないのは仕事です。
自分は今から何ができるのか?を考えて仕事をしていきましょう。