学校をいつも見ていて思うのが、

あれもこれもやりすぎ

ということ。

ここはどんな子どもを育むことを目的にしているのかが見えてこないことが多いのである。

これは学校運営協議会などがあったらぜひ話し合って欲しい内容なのだが、とにかくやることが多すぎて、先生たちの時間がなさすぎている。

それを決める上でものすごく大切なのが、『目的』だ。

今日は目的を決めて削ぎ落としをすることで何が生まれるのか?ということを話そうと思う。

小さいならではの魅力を作る

これから多くの学校は苦労することになると思う。なぜなら、これからオンラインがどんどん発達して、学びの場の多様化が進むからだ。

そうすると、今までは『近いから』という理由で選ばれていた学校が選ばれなくなってくる。

N中や、N高なんかは良い例だろう。良い学びの場が提供されるということはその学校が選ばれるということ。

今まで『公立だから』『公務員だから』という理由で高を括っていた人はものすごく痛い目を見てしまう。

子どもがいない学校はどんどん存在価値が薄くなってしまうのだ。
存在価値が薄い学校に税金というみんなから集めた大切なお金を投資するのか?というと、日本にはそんな余裕もない…。

だから、どんどん公立校であろうが統廃合が進んだりしてしまうだろう。

もちろんまだオンラインが未発達の地域もあるのだけれど、いつでもどこでも質の高い教育を子ども自身が選べるような世の中に変わってきているという世界背景を知っておく必要は十分にあると思う。

そんな学校が生き残るためには小さいならではの魅力を作ること。他の大規模な学校ではやれないような、かゆいところに手が届くような価値を提供している学校だったらどうだろうか?
それこそ、人気の学校になって潰れなくなるだろう。

今後の学校運営は学校を運営するだけじゃなくて、戦略と戦術を考えられるビジネス的な思考もないと存続していくのは非常に難しいと思う。

ランチェスター戦略を使う

そこで、ランチェスター戦略を使う。

ランチェスター戦略とはマーケティング用語でもある。
短く解説している動画あるので見て欲しい。

戦力に勝る「強者」と戦力の劣る「弱者」にわけ、それぞれがどのように戦えば戦局を有利に運べるのかを考えるための戦略論。「同じ武器なら勝敗は兵力数で決まる」という前提をもとにした「強者の戦略」と「弱者の戦略」に分けられる。

ランチェスター戦略とは何か? 中小企業が「大企業に勝つ」方法を5分で理解する-ビジネス×IT

教育界では聞いたことない人も多いだろうけど、織田信長の桶狭間の戦いがまさにこのランチェスター戦略なのだ。

少ない兵力で大きな兵力を打ち破る方法でもある。

何に特化して、小さくても勝つという方法を取るかであると思う。

学校はいろいろなことをやりすぎて、どこも同じような学校でどこも同じような人間ができあがるようにできてしまっている。

しかし、そんな人間を育成しようとは『今の』学習指導要領には書いていないし、学校が間違った認識のまま学校を運営してしまっていることに他ならないと思う。

だからこそ、特色ある学校になる。それこそ小規模特認校になるくらい圧倒的な魅力を作ったほうが良いと感じている。

大事なのは目的に沿って削ぎ落としをする

ここで大事なのは何でもかんでも削ぎ落としをすれば良いってことではない。大事なのはどんな子どもを育成するのか?という観点(目的)に沿って、やるべきことに優先順位と重み付けをして削ぎ落としをしていくのだ。

例えば本当に育てたい子どもは自律して自分で考える子であるならば、テストの点数が高い学力ベースの子にはなかなかならない。

なぜなら、自分で考え、自分で学びたいことに突き進むからだ。そのためにはやらされるだけの宿題は廃止しなければならない。

それがたとえ学力が下がっても自律して考えられる子をつくるためだ。

他にも他人と協力できる子どもを作りたい!ならば、挨拶運動や、コミュニケーション、対話や、グループワークなど、それこそ地域に飛び出していくことが大切になる。

そうすると、自分だけで活動するということはなるべく省いていく傾向にしないと協力する瞬間が生まれない。

全部大切だ!と思うのは欲張りなのだ。
これから本当に大切なのは『選ばれる』こと。

学校だけでなく、僕たちのコミュニティでも、自分の個人の事業でも改めて意識していかないといけない考え方だと感じる今日このごろ。