どうもこんばんは、ソルティーです。
色々なプロジェクトに参加していると、とにかく自分がどうしてこうもうまくいかないのかとか、自分の改善点というのが、とにかく見えてくるようになります。
で、 こうした時に、僕自身がなんでこの出来事が起こったのだろうかっていうところを考えていくと…
実は起こるべくして、起こってるんじゃないかっていう風に最近考えるようになっています。
それは、伝説はこのうまくいかないという出来事から始まるんだと…。
そんなことを考えたので、今日はこの話をしていこうかなと思います。
しつこく、諦めず、道をこじ開ける
僕は
「君はとにかく諦めの悪い人だね」
っていうふうに言われることが非常に多いです。
事実、僕はうまくいくかどうかわからないし、誰もやっていないっていうところを無理やり道をこじ開けに行くっていうことをやる。
そんな人生だったなって思います。
多分、これは今までずっとそれをやってきたので、 今後もずっとそのうまくいかないっていうことを繰り返しながら、 道をこじ上げていくような人生になるんだろうな、という風に思っています。
昔、教育をなんとかしようと思って、 フリーランスになった時のこと。
ICT支援員っていう仕事を通じて、先生たちのことを理解したと思って、そして、先生からもだいぶ求められたっていうところの自信もあって、
「これは世の中に出てもうまくいくだろう」
という風に思ってました。
昔はほんとに未熟者だったんですけども、世の中に出たら…まあ、とにかくうまくいかないんです。とにかく、お金を払ってくれないんですね。
私自身にも生活というものがあって、こんなことができますよ、あんなことができますよっていうことを営業して回った時があるんです。
雇われていた時は普通に受けてくれたわけです。
ところが、
「個人からお金を取りますよ。でも、私こんなことできますよ」
って言うとですね、途端にお金は払われなくなるんですね。
「そうか、こんなにお金を取るのは難しいことなのか」
っていうことを非常に感じて、しまいには
「君は、学校の先生のためを持って行動してるんじゃなくて、
お金を取りたいから 活動してるんじゃないのかい」
なんていう風に言われたこともあります。
諦めない姿勢から道ができた瞬間
本当に大事だったなって思うのは、そういう風に言った先生と数年後に再会してしまったんです。
数年後に再開して、
「君はどこかで見たことがあるね」
って言ってきたんですよ。
で、その時、たまたまその先生が校長先生だったわけなんですけども、「また、君か」みたいな雰囲気だったわけです。
やっぱり門前払いされるわけです。帰ってくれと。
で、 僕はですね。その頃には「もう諦めない」っていうことを信じて軸もできはじめていました。
まあ、校長先生がダメなら、 京都先生や教務主任の先生で構わないと思って、その人たちに、
「何かできることはありませんか。どんな小さなことでもいいですよ」
っていう風に言って回ってたんですね。
ボランティアを通じて…、いろんな交流を深めて、先生たちがこんなことを頼みます!あんなことを頼みます!こんなことも頼むの申し訳ないんだけどできますか!?みたいなことを言ってくれました。
「いや、どんな雑用でも喜んでやります!」
とやっていたら、
校長先生が
「君はそんなことまでやるのか。お金は出ないんだよ」
っていう風に言ったんですね。
で、そこで僕は
「お金関係ないのでやらせてください」
っていう風に言ったんです。
そしたら、
「給食だけでも食べないか?」
という風になって、給食の場に僕も混ぜてもらうようになって、給食をもらいながらボランティア活動をしたわけです。
そんな形でボランティア活動をし続けたら、最終的にその先生が
「どんなことをやりたいんだ、どういう世界を目指してるんだ。
なんでこんなに手伝ってくれるんだ」
僕は
「学校の先生を助けたいんです。なんで助けるかって言うと、学校の先生が困ってる、大変だ、辛いって言ってるのを知ってる。
でも、それが子供たちの幸せを奪ってしまうだからこそ、子供を幸せにするんじゃなくて、先生を幸せにすることが、日常的に子供を幸せにするっていうことにつながるんじゃないかと思っています。
だから、僕は先生を助けていきたいし、先生の働く環境も良くしていきたい。だから、お手伝いしてるんです。」
って言ったんですね、 そしたら、「なるほど、やっとわかった」と言ってくれて、こんなことも頼めるかっていう風なことを、校長先生から直々に依頼をいただきました。
僕が地域と学校の協働をしていきたいっていう風に4年ぐらい前に言ったんですけど、
「いいよ。じゃあ、教育委員会に行ってあげる」
と、なんと校長先生が教育委員会に言ってくれて、実際にそれが形となって学校運営協議会っていうのが立ち上がったわけですね。
うまくいかない時から伝説がはじまる
ま、それは小さな小さな一歩だと思うんですけども、 それがほんとにすごいことだったんだなっていう風に思います。
なかなか地域から立ち上がるなんていうことはあり得ないわけなんですよ。
だけど、これができた。
頑張れば、諦めなければできるんだっていうことを僕は信じられた。
そういうエピソードです。
もうダメだ、もう無理だ、これ以上はできないって思ってからが伝説が始まるって僕は思います。
皆さんも何かに悩んでる、困ってる…ってことがあったら、ぜひ諦めないで取り組み続けてもらいたいなと思います。