どうも、ソルティーです。
この間、茨城県北ビジネス創出支援事業「キックオフセミナー」に参加してきました。
目的は「茨城県北ビジネス創出支援事業のビジネスコンペに参加したら?」という宣伝なのですが、そこでゲストとして来ていたのが米倉誠一郎さんという名のある地域イノベーターでした。
この方の精神というか考え方は、フリーランスをしている方、そして独立を目指している方にかなり大切、そして勇気が出ると思ったので、シェアさせていただきます。
米倉誠一郎とは?
米倉 誠一郎(よねくら せいいちろう、1953年5月7日 – )は、日本の経営学者。専門は経営史。一橋大学特任教授、法政大学教授、ハーバード大学Ph.D.。認定NPO法人Teach For Japanアドバイザー。
東京都新宿区出身。東京都立戸山高等学校ではアメリカンフットボール部に所属し、クォーターバックを担当。また小説家を志し文学を大量に読んだという。1977年一橋大学社会学部を卒業。大学4年の就職活動では金融機関から内定を得ていたが、大学教員になろうと考えて就職せず経済学部に編入。経済学部卒業後は、一橋大大学院社会学研究科に進学した。
1982年、一橋大大学院社会学研究科博士課程1年で文部教官に採用され一橋大学商学部附属産業経営研究施設助手に着任。大学、大学院では佐々木潤之介教授に師事し幕末史、明治維新史の研究を行い、マルクス経済学系歴史学の枠で産業経営研究施設助手に採用された。
その後同じ年に産業経営研究施設に教授として採用された経営学者の野中郁次郎教授と親しくなったが、ある日野中教授から「お前は本当に馬鹿だな。」などと言われ、アメリカ行きを勧められた。
そこで今井賢一所長に陳情したところアメリカの大学での博士号取得を勧められた。大学の先輩だった曳野孝から住所を聞き、経営学者のアルフレッド・チャンドラー教授に手紙を書き、授業料免除の奨学金を得てハーバード大学大学院(Graduate School of Arts & Sciences)に入学。途中一橋大学に戻りつつ、7年後の1990年6月にチャンドラー教授の指導の下で博士論文を書き上げて博士号を取得し、以降経営学者として活動する。
出典:米倉 誠一郎 Wikipedia
カンタンに言うと、経営の神様みたいな人ですね。
エピソードも、話を聞いていても思うのですが、ぶっ飛んだ思考の持ち主です。だからこそイノベーターとして活躍できるのかなとも思います。
米倉 誠一郎さんの名言
さて、ここでセミナー中に実際に聞いた名言を紹介します。
どれも「起業をしよう!」と思っている人の心に刺さるものばかりです。
これからは2枚目の名刺を持とう
「やりたいことなんて就職してたらできないよ…。」
いえ、そんなことはありません。
「就職しててもやりたいことはできる!」と米倉さんは言っていました。
確かに副業OKと言われることも増えましたし、副業のつながりから本業につながることだってあります。
2枚目の名刺、もしくは3枚、4枚持っていたってOKな時代になったのです。
ちなみに私も5枚名刺を持ってます。もちろん、全部やってること、書いてあること違いますよ(笑)
早く失敗しよう
「成功する自信がない…」
そんな人に送りたいのが「早く失敗しよう」です。
面白いところは「早く成功しよう」じゃないところ。
米倉先生はイノベーター、つまり先駆者的な動きをしています。
誰もがやったことない、誰もが見たことがない。そんな新しい価値を社会に入れることが仕事。
そのためには失敗がつきものです。
ぶっちゃけ失敗した!と思う体験は、『経験値』を多く得られます。失敗はある意味成功しているのです。
本当の失敗は何も起こらない、何もしない。無の状態のことを指します。私もとりあえず動くを重視して行動してます。
人生のプロとしてのスタートは33歳
「もう歳だし…」と思っている方もいるかもしれません。
そんなことはないんです。
十分に経験を積んだベテランと呼ばれるような本当のプロになるのは33歳からだと書いてありました。
※セミナーでは特にこの話されてませんでしたが、ばっちりプレゼン資料からパクりました(笑)
歳なんか関係ない。いつチャレンジしても良いんです。やりたいことの実現に早いも遅いもない。
今日が一番スタートとして『若い日』なんです。
始めるのは今、この瞬間からです。
ビジョンにそもそも根拠なんかいらない
「実現できるか分からないよね」
誰が実現できないって決めたのか?自分で勝手に限界を作るのはやめましょう。
最近は何かするには、根拠・エビデンスを求める人が多くなりました。
夢を語るのに根拠は必要ですか?
そんな根拠なんか最初からあるハズないんです。
「エビデンスに基いてから世の中に出せ」なんてやってたらせっかくのアイディアが腐ります。
とにかくやること。そして世の中に出すこと。それが起業家にとって大切な精神です。
ちなみに素晴らしい名言ばかりが飛び出す天元突破グレンラガンってアニメの第一位の名言は
いいか、忘れんな。
おまえを信じろ。
おれが信じるおまえでもない。
おまえが信じる俺でもない。
おまえが信じる、おまえを信じろ!
出典:天元突破グレンラガン 名言ランキング投票結果
です。
信じる理由は『自分がこう思ってる。信じてる』で十分ってことです。
世の中に対してそう思っている自分の存在自体が根拠になります。
易しいからやるんじゃない、困難だからやるんだ
「やっぱり実現は難しいよね」
だからこそやるんです。
易しいことだったら誰でもやってます。
誰もが難しいことだからこそ取り組む価値がある。そこに道を作る。
アポロ11号のパイロット、ニール・アームストロングもこう言ってます。
ひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩だ。
[relation head=”出典” link=”http://www.meigennavi.net/word/031/031599.htm” text=”名言ナビ☆名言データベース” color=”black”]
小さな出来事だけど、全員にとって大きな成功。つまり道ができたって意味でしょう。
その後、宇宙に飛び立つロケットが何機も生まれました。
転んだやつを笑わない
「失敗するのが怖い」
こういうマインドを持たせる環境自体がいけないと米倉さんは言っています。
「失敗したやつを助けよう。歩こうとしたから転んだんだ。前に進もうと思ったから転んだんだ。」
こんなことを続けて言ってましたが、これはとても良い言葉です。周りがこんな風に思ってくれていたら、前に進みたくなります。転んでも起き上がりたくなります。
転んだのは世の中をよくしようとしたから。
そんな人を助けられる人になれば、あなたもきっと助けてもらえます。
どうしても失敗したくない、そんな時は
米倉さんの言葉、とても心に刺さりましたが、抽象的で具体性がありませんでした。
「とにかくやってみろ!」
そんなこと言われたって生活だってかかってるし、無理だよ…。
そんな風に不安に思うのは当たり前です。
だったらまず、夢に向かって今の自分ができること、できないことを10個ずつ書き出してみましょう。
そしてできないと思うことはやらなければ良いのです。
今の自分ができることを少しずつ小さく一歩ずつ進めば良いんです。
今の自分ができる範囲の小さなチャレンジを積み重ねていくと、結果的に大きな一歩になります。
何もビジネスコンペに出るばかりが夢への一歩じゃないハズです。
[aside]とにかくやってみろ!の真意
「無理だ…」と思う時点でその人にはビジネスコンペは無理なんです。
重要なのはそこで「できるかもしれない」と思ってる人がチャレンジすること。つまりビジネスコンペのふるいをかけるための言葉なのかなと思いました。
とにかくやってみる、その精神は本当に重要なものなのです。
[/aside]
まとめ
フリーランス、いや、どんな人にとっても非常に重要なことばかり言ってくれていました。
米倉先生は他にも名言をたくさん残されているようです。
皆さんもやりたいこと、自分のできる範囲でスタートしてみましょう!